井上尚弥の次の標的はタパレス　岩佐亮佑氏は「僕が勝った時と今が同じ強さだとは思わない方がいい」

WBC＆WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   〇WBC1位WBO1位　井上尚弥《8回1分14秒TKO》統一王者スティーブン・フルトン● （ 2023年7月25日    東京・有明アリーナ ）

王座奪取に成功した井上（撮影・島崎　忠彦）
Photo By スポニチ

　井上の次の標的となるタパレスについて、元IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑氏（33）が印象を語った。今年4月に現役を引退した同氏は19年12月にIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で対戦。当時、タパレスを11回TKO勝ちで下したが、「タパレスは技巧派でうまくずる賢いタイプ。待ちながら大きいの（パンチ）を狙うので攻めるのに勇気が必要だった」と振り返った。

　続けて同氏は「タパレスは僕に負けてから強くなった。僕が勝った時と今が同じ強さだとは思わない方がいい」と忠告。WBAとIBFの2団体を統一するまでに成長した実力を認めた。その上で、次の王者同士の対決については、フルトンよりも好戦的な分、井上にとって相性が良いと断言。井上の4団体統一達成は実現可能と予想した。