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優勝賞金1000万円! 「井上尚弥4団体統一記念バンタム級トーナメント」の開催発表

[ 2023年1月27日 17:36 ]

大橋ジムの大橋秀行会長
Photo By スポニチ

 ボクシング大橋ジムの大橋秀行会長(57)が27日、横浜市内のジムで会見を開き、井上尚弥(29=大橋)のバンタム級4団体王座統一を記念した賞金トーナメントを開催すると発表した。

 「井上尚弥バンタム級4団体統一記念杯 バンタム級モンスタートーナメント」と銘打たれ、同級の8選手が参加するトーナメントは優勝賞金が破格の1000万円。予選は5月20日に東京・墨田区総合体育館、準決勝と決勝は8月30日と12月26日、いずれも後楽園ホールで開催され、決勝戦のファイトマネーは日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王者なら500万円、世界ランカーは400万円、日本&東洋ランカーは300万円、ノーランカーでも200万円と、こちらも高額。王者クラスが優勝すれば1試合で1500万円と、軽量級での世界挑戦を上回る金額を手にすることになる。予選などのファイトマネーは今後決まるが、大橋ジム主催の「フェニックスバトル」で開催される準決勝と決勝はひかりTVとdTVで放送予定。予選はDANGANが主催する「ボクシングの日」興行になる。

 出場8選手は3月末までをメドにDANGANが募集する。A級ボクサーなら出場が可能で、タイトルマッチをトーナメントに組み込むことも可能。タイトルマッチなら10回戦か12回戦、それ以外の試合は8回戦で行う。8人以上が出場を希望した場合は実績などを考慮して人数を絞り込むが、8人に満たない場合は「外国人選手のスペシャルゲストもある」と大橋会長は明かした。

 2年前から構想を練っていたという大橋会長は「最初はフェザー級やライト級でやろうと思っていたが、井上尚弥が4団体を統一した記念でバンタム級トーナメントを行うことにした」とコメント。大橋ジムの選手は出場しないが、19~20年に元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏がアドバイザーを務めた「GOD’S LEFT バンタム級トーナメント」で優勝した中嶋一輝(29=大橋)がその後の東洋太平洋王座獲得につなげており、「中嶋もチャンスをもらったので、他のジムの選手にチャンスをつくれたら」と話した。開催の報告を受けた井上は「喜んでいた」という。

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2023年1月27日のニュース