石井慧のボクシング2戦目が1・6に決定 A級目指して本格参戦 1年後に日本王座挑戦プランも

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柔道の08年北京五輪男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(35)がプロボクシングに本格参戦する。元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(36)が手がける「3150FIGHT」第4弾興行(来年1月6日、エディオンアリーナ大阪)の追加カードが15日に都内で発表され、プロ2戦目としてハン・チャンス(韓国)とヘビー級4回戦を戦うことが決まった。プロボクサーデビューした8月14日の「3150FIGHT」第3弾興行には、国籍を持つクロアチアで取得したライセンスを利用し、クロアチア人のサトシ・イシイとして高山秀峰(スパイダー根本)に2―0で判定勝ち。今回は日本のジム所属の日本人選手としてリングに上がり、目標として8回戦以上が可能なA級ライセンス取得を明言した。
石井は会見の冒頭、「クロアチアから来た格闘家、石井慧です。好きなバナナは食べものです」とあいさつ。会場に微妙な雰囲気が流れる中、「バナナだけにスベってしまいましたが、次の試合では成長した姿を見せて勝てるように頑張っていきたい。少しでも日本のヘビー級を盛り上げられるように頑張ります」と続け、「たっぷり12分(4ラウンド)戦いたいと思います」と得意の“塩試合”を宣言した。対戦相手について聞かれると「映像を見てナーバスになって夜も眠れない日々を過ごしています」とし、「ゲームプランとしては強くゲンコツを握って、顎を引いて目をつぶりながら“当たれ”と思ってパンチを振るう。これに尽きると思っています。そのパンチが当たるように、これから毎日、寝る前に祈って試合まで過ごしたい」と“石井節”を連発した。
亀田氏によると、石井は既にリングに上がった実績もあり、国内ジム所属の手続きが済めば正式に公式試合と認められるという。石井の希望で、今後もサトシ・イシイのリングネームを使用する。今回、サッカーW杯の影響でクロアチア人として入国ビザを取得するのが難しかったと明かした石井は「まずはA級に上がりたい」と継続参戦の方針を明かし「日本のボクシング界に受け入れてもらっているので、恩返しじゃないが、盛り上がる方向に自分を使っていただけたら」と話した。A級へ昇格するにはC級(4回戦)で4勝してB級(6回戦)に昇格後、さらに2勝が必要。亀田氏は2カ月に1試合のペースで年内にもA級を取得させ、日本ランキング入りして来年1月に日本ヘビー級王者・但馬ミツロ(28=KWORLD3)へ挑戦させる“促成栽培プラン”を披露。石井も「僕も若くないので早いに越したことはない。格闘技でもコンスタントに試合をすることが大事」と賛同した。
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