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村田 米国合宿へ、来月23日にプロ11戦目「また見たいと思わせたい」

[ 2016年6月8日 19:15 ]

渡米前、成田空港の出発便案内に映し出されたボルトの広告を背にポーズを取る村田

 ボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBC同級6位の村田諒太(30=帝拳)が8日、成田空港発の航空機で米国合宿へ出発した。現地ではラスベガスを中心に約2週間、スパーリングを中心に練習する。7月23日にラスベガスでベテランのジョージ・タドニパー(37=米国)を相手にプロ11戦目を予定しており、村田は「7月23日に向けてのスパー始め。左のパンチだったり、スパーの中でどういうことに気づくかが大事。スタイルは固まりつつあるので、バリエーションを確認できればいい」と意気込みを話した。

 現地は最高気温42度の酷暑という。村田は「朝にボクシングをして、太陽が落ちてから走るとかになりそう。42度でボクシングと走るのはありえない」と苦笑。それでも試合へ向けた絶好の予行演習となるだけに「先に行って練習しておいた方がいいんじゃないか。汗のかき方や暑さ、体調管理とか、行っておくに超したことはない」と前向きだった。

 11戦目はラスベガスの中でも名門のMGMグランドガーデンアリーナで行われる。「前座なのでお客さんはいないんだろうけど、“また見たい”と思わせる試合をして、いつかは(帝拳ジム所属の前WBC世界スーパーフェザー級王者)三浦先輩みたいにみんなを沸かせる試合がしたい。ここ2試合いい形で勝てたので、次もいい形になるように頑張りたい」。抱負を述べた村田は、来年にも実現が予想される世界初挑戦について聞かれ、「先のことも考えているし、先の先、(世界タイトルを)獲ったらどうなるとかも考えるけど、まずは今度の試合に勝たないとどうしようもない」と表情を引き締めた。

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2016年6月8日のニュース