王者・益田“日本タイトル卒業”宣言 川口と再戦「差を見せつける」

ボクシングの日本バンタム級タイトルマッチ10回戦は9日に東京・後楽園ホールで行われる。8日は東京都文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量が行われ、初防衛を目指す王者・益田健太郎(33=新日本木村)はリミットを100グラム下回る53・4キロ、挑戦者の同級1位・川口裕(29=グリーンツダ)はリミットいっぱいの53・5キロで一発パスした。
2人は14年4月13日に大阪で行われた同級王座決定戦で対戦し、益田が10回負傷判定勝ちで王座を獲得した。益田は2度の防衛後、昨年4月に王座から陥落。今年3月に王座復帰を果たした。一方、川口は昨年4月に東洋太平洋同級王座を獲得も、同8月に陥落。日本タイトルは2度目の挑戦となる。
計量を終えた益田は前回の試合について「敵地だったから判定だっただけで、本当ならTKOでしょう」と話し、「この2年でどのぐらいボクシングの差が出来ているのか確認したい。相手が2年前と一緒というのは分かりやすい。判定はないでしょう」と穏やかな表情に自信をみなぎらせた。今後は東洋太平洋王座か世界王座を狙う意向で、「今回の試合で日本は卒業と思っている。いい気持ちで卒業したい。技術面で差を見せつけて、ボクシング関係者に“益田は日本はもういいよ”と言わせたい」と静かに闘志を燃やした。
一方、川口は「この前は完敗しているので2度目の対戦は単純にうれしいし、楽しみ」と笑顔。従来はパンチが流れる癖があったが、益田に敗れてからは体幹を意識して力が乗るようなパンチを打つことを心がけてきたという。2年前との比較を問われると「大人になったと思う。前は打たれるとカッとなってしまっていた」と分析。敵地・後楽園ホールでの試合は5年半ぶりだが「地元でやると甘えが出てしまう。緊張感を持ってやれるのはいい」と歓迎した。
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