目が痛い、しみる…もしかしてドライアイ?セルフチェック7項目

[ 2025年5月26日 09:00 ]

目が痛い。もしかすると「ドライアイ」かもしれません。判断基準にしたいときの7つのチェック項目を、眼科医・山内 明子先生が解説。目が乾いたときの緊急対処法や、おすすめの目なども教えてもらいました。

もしかしてドライアイ? 7つの項目をチェックして

山内先生:以下の症状に複数当てはまる場合は、ドライアイと診断される可能性が高いです。

  • 目が疲れやすい
  • よく涙が出る
  • 目が開きにくい
  • 目がゴロゴロする、痛む
  • 目やにが多い
  • 眩しく感じる
  • コンタクトレンズがはずれやすい 

山内先生:目が痛いときは、しばらく目を閉じて休みましょう。コンタクトレンズを付けている場合は、外してください。

軽症の場合は、市販のドライアイ用目薬で症状が和らぐこともあります。人工涙液、ネオスチグミンメチル硫酸塩を含む目薬・ヒアルロン酸が配合された目薬がおすすめです。

ただし、防腐剤入りの目薬を使い続けると、症状が悪化することもあります。

目の痛みには、ドライアイ以外の病気も考えられます。「視力低下」や「失明」を引き起こすものもあるため、症状が出たら一過性の不調なのかどうかを判断するためにも、眼科を受診しましょう。

眼科ではどんな治療をするの?

1.診察と検査

症状と生活背景を確認して、ドライアイかどうかを調べます。

2.点眼薬や手術による治療

ドライアイと診断した場合、まず点眼薬を処方します。その後、定期的な検査を行い、症状の改善具合を確認します。点眼薬で改善しない患者さんには、涙点プラグ挿入術を提案することもあります。

涙点プラグ挿入術とは、涙が排出される箇所に、シリコン製などのプラグを挿入する手術です。涙を目の表面に留まらせるために行います。

▼参考
公益社団法人 日本眼科医会 ドライアイへ悩む方へ

監修者プロフィール

田町三田やまうち眼科
山内 明子

経歴
田町三田やまうち眼科。東京医科大学眼科入局

<Edit:編集部>

※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。

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