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森保監督 新戦力積極起用のワケ「最強、最高のチームを作ってW杯に挑むために…」豪州に16年ぶり敗戦

[ 2025年6月5日 23:33 ]

サッカーW杯アジア最終予選第9戦   日本0ー1オーストラリア ( 2025年6月5日    パース )

頭を抱える森保監督(撮影・小海途 良幹)
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 サッカー日本代表(FIFAランク15位)は5日、26年W杯北中米大会アジア最終予選第9戦でオーストラリア(同26位)と敵地で対戦。終了間際に先制点を奪われ、そのまま0-1で敗れた。今大会予選で初めての黒星。国際Aマッチとしては24年2月のアジア杯イラン戦(1-2)以来の敗戦となった。

 これまでのオーストラリアとの対戦成績は11勝7敗10分け。11年以降は6勝4分けで10試合負けなし、森保政権下では2勝1分けとしていたが、アウェーで黒星を喫した。オーストラリアに敗れるのは09年6月17日のW杯最終予選(1-2)以来、16年ぶり。

 MF久保、MF遠藤ら主力メンバーがベンチスタートの一方で、MF俵積田、MF平河、DF関根がスタメンに名を連ね、代表デビュー。新戦力の起用について「今回初招集や再招集した選手にただベンチに入る経験ではなく、最終予選の厳しい戦いの中でそれぞれの力を見せてもらい、勝利を目指して戦ってもらう中で何ができるのかというところを見たいということがあった」と説明。「最後の最後、試合をコントロールしていた中でやられてしまい、非常に残念な思いではあるが、消化試合ではないこの厳しい戦いの中で選手たちは負けた悔しさをもって成長してもらえればと思っています」と続けた。

 主力と新戦力を融合させる形ではなく、メンバーの大幅変更で臨んだ理由については「これから最強、最高のチームを作ってW杯に挑むということに向かっていくために2チーム、3チーム分の戦力がやはり必要」、「(主力メンバーに)助けてもらっているからできるではなくて、自分たちの未来を自分たちで切り開いていくところ、代表で生き残っていくためにも力があるところを今回組んだ選手の中で自分の良さを発揮する、チームとしても機能するところを実戦してもらいたかった、見たかったというところ」と2つの理由を挙げて説明した。

 試合の主導権を握った中で、終了間際で失点。今予選初黒星を喫し、敗因について「オーストラリアは確実にレベルアップしてきていると思うし、今日の試合に関してもプランを持って日本に勝っていくかということをチームに戦術の落とし込みをしっかりとして、かつ力のある選手たちを監督の戦術を実行し続けたというところ。オーストラリアが強いから勝てたと思っている」と相手を称えた。その上で「我々も間違いなく勝つチャンスはあった」と続けた。

 さらには、「負けていいという試合は代表にはないと思っている」とし、「選手たちには本当に悔しさをもって、これから成長してほしいと思う」と期待を寄せた。

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