【ボートレース 養成所チャンプ決定戦】小柳勝希が第136期王者 3度散った父の夢をかなえた

[ 2025年3月19日 15:42 ]

ボートレーサー養成所チャンプ決定戦で4号艇から優勝した小柳勝希(中央)。(左は2着の鐘ケ江真司、右は3着の内田壮)
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 ボートレースの「第136期選手養成訓練修了記念競走」は19日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われ、「養成所チャンプ決定戦」は4号艇の小柳勝希(19=佐賀)が1周2マークで抜きを決めて1着。栄冠を勝ち取った。

 父・勝也さん(45)は学生時代に3度、本栖時代のボートレーサー養成所の試験を受けて3度とも3次まで進みながら夢破れた。唐津出身で父に連れられ、幼少期からボートレース場に通った小柳。

 春夏通算7度の甲子園出場を誇る唐津商では主将としてチームを引っ張り、高3夏は佐賀大会ベスト8。優勝した鳥栖工に0―1と惜敗した。

 卒業後は就職先も決まっていたが「一度きり」と決めて臨んだ受験を勝ち抜き、“父子の夢”をつかんだだけではなく、養成所チャンプの座についた。「スピードには自信がある。4コースならチャンスがあると思っていた」と語った。

 136期チャンプとして5月8日、地元・からつでデビューする。「気負わず、自分の能力を発揮して一走入魂で頑張りたい。地元の末永和也選手のようにいつでも冷静でいられる選手になりたい」と意気込んだ。

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