“力士俳優”澤田賢澄　脳幹出血で搬送

元幕下「千代の真」の澤田賢澄（SUMO　Agency公式サイトから）

　大相撲の元幕下「千代の真」で俳優の澤田賢澄（37）が脳幹出血で倒れ、闘病中であると29日、所属事務所SUMOエージェンシーが公式サイトで明らかにした。

　事務所によると、澤田は今月20日早朝に自宅で意識を失って倒れた。その場に居合わせた友人が119番通報して病院に救急搬送され、脳幹出血と診断された。澤田の弟で大相撲の佐ノ山親方（33＝元千代の国）ら家族も必死で澤田の回復を願っている状況という。事務所は澤田の病状とともに「澤田が一日でも早く皆さまに元気な姿をお見せできるように応援していただけますと幸いです」との声明も発表した。

　澤田は、倒れる前日の19日にはX（旧ツイッター）に写真をアップするなど元気な様子を見せていた。

　大相撲の力士を引退した後、飲食店経営などを経て、大相撲を題材にしたNetflixドラマ「サンクチュアリ―聖域―」の猿谷（えんや）役で俳優デビューし、注目を集めた。その後も「力士俳優」として清涼飲料水「チルアウト」のCMに起用されるなど活躍の場を広げながら、元大関の小錦八十吉（60）らと米国などを回る「相撲ショー」の世界ツアーに参加していた。