「悲情城市」監督 台湾映画の巨匠ホウ・シャオシェン氏引退

[ 2023年10月26日 05:30 ]

侯孝賢氏
Photo By 共同

 「悲情城市」などの作品で知られる台湾の著名な映画監督、ホウ・シャオシェン氏(76)がアルツハイマー病を患い、映画を撮影することができなくなったとして引退したことが分かった。台湾メディアが25日、家族の声明として伝えた。

 声明によると、ホウ氏はアルツハイマー病の診断を受けた後も映画製作への情熱を失うことはなかったが、新型コロナウイルスに感染し、後遺症の影響などで仕事ができなくなった。心身の状態は安定しているという。

 妻夫木聡(42)が出演した武(人ベンに峡の旧字体のツクリ)時代劇「黒衣の刺客」(15年)が最後の作品になった。

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2023年10月26日のニュース