「どうする家康」関ヶ原の日に追加キャスト11人発表!大野治長は玉山鉄二 江はマイコ 小早川秀秋は?

[ 2023年9月15日 12:51 ]

NHK大河ドラマ「どうする家康」に大野治長役で出演することが決まった玉山鉄二
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)の最終章を彩る追加キャスト11人が15日、番組公式SNSで発表され、俳優の玉山鉄二(43)が戦国武将・大野治長役、第2子出産から復帰作となる女優のマイコ(38)が浅井3姉妹の末娘・江役、時代劇初出演の笑い飯・哲夫(48)が儒学者・林羅山役を演じるなど豪華メンバーの登場が明らかになった。この日(9月15日)は天下分け目の「関ヶ原の戦い」(慶長5年)が起きた日。西軍総大将・毛利輝元役を俳優の吹越満(58)、西軍副大将・宇喜多秀家役を俳優の柳俊太郎(32)、関ヶ原のキーパーソン・小早川秀秋役を俳優の嘉島陸(24)が演じることも発表された。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 物語はいよいよクライマックスへ。「関ヶ原の戦い」、家康VS豊臣家の「大坂の陣」が近づく。

 吹越は豊臣秀吉(ムロツヨシ)の死後、徳川家康(松本潤)に対抗して政権の主導権を狙う野心家・毛利輝元役。石田三成(中村七之助)に呼応して挙兵、「関ヶ原の戦い」の西軍総大将を務める。大河出演は4年ぶり5回目。

 「歴史に詳しくなく、その時代の言葉や所作についてあまり知識のない僕にとって、大河ドラマへの出演はこっそりビクビクなのです。やってはいけないことやってしまわないように、事前のリハーサルは手を抜けない。すべては監督の指示やスタッフの助言と知識・技術なくしては成り立たない。秀頼の子役の重松(理仁)君の方がよほど貫禄あったっす。僕が毛利輝元に見えてたらスタッフのおかげ、ホントに感謝です。もしダメだったら、ごめんなさい」

 “越後の虎”上杉謙信の後継者にしいぇ五大老の1人、上杉景勝役を演じるのは津田寛治。大河出演は2年ぶり5回目。

 「やはり謙信の息子というイメージが強く、エリート武士なのかなと思っていましたが、今回演じさせていただくにあたって、監督さんとお話を重ねるうち、野性的で骨太な一面を持つ武将であることが浮き彫りになりました。そんなふうに荒々しくも、それだけではないクレバーな一面も持つ景勝を目指しました」

 柳は才気あふれる五大老最年少・宇喜多秀家役。大河初出演となり「まさか自分が五大老の武将を演じるとは思ってもみませんでした。『どうする家康』のそうそうたる面々の中に参加できたことをとても勉強になりましたし、とても幸せに思います」と喜んだ。

 嘉島は松尾山城から関ヶ原を見つめた男・小早川秀秋役。大河出演は12年ぶり2回目。

 「『どうする家康』は、いち視聴者として見ていたので、この作品に参加できることはとてもうれしく光栄でした。それも関ヶ原の戦いで戦況のカギを握る小早川秀秋役、とてもワクワクしています。小早川秀秋の人物像ですが、幼少期に秀吉の後継者候補として見られていただけの資質を持ち合わせており、また秀頼誕生の前と後で秀吉から手のひら返しを受けたことで、どこか屈折した一面も秘めている印象でした。緊張が大きいですが、関ヶ原での決断に影響を与えた秀秋の生い立ちを胸に秘めながら撮影に臨みます」

 家康の政治を糾弾した“直江状”で知られる上杉景勝(津田寛治)の参謀・直江兼続役を演じるのは、ダンサーのTAKAHIRO。大河&時代劇初出演となり「思いっきり挑戦できることがとても楽しみでした!大河ドラマが大好きだった亡き父と祖父の喜ぶ顔が心に浮かんで幸せでした!」と感無量の様子だ。

 豊臣家の威光を知らしめる方広寺大仏殿の再建を手掛けるも、その鐘に刻む銘文が家康の怒りを買い、徳川と豊臣の板挟みに合う片桐且元役を演じるのは川島潤哉。大河出演は「鎌倉殿の13人」に続き2年連続3回目。

 「片桐且元という人物の詳細以前に(2016年の大河)『真田丸』で同じく片桐を演じられた小林隆さんのお顔がまず思い浮かびました。『鎌倉殿の13人』で唯一人、ひょんなことから連絡先を交換させていただいた大先輩で、不思議なご縁を感じております」

 徳川幕府の政治顧問にしてフィクサーとして暗躍する高僧・金地院崇伝役を演じるのはベテラン・田山涼成。大河出演は実に25年ぶり5回目。座長・松本とは親子役を演じたこともある。

 「もともと松本さんとは『ごくせん』というドラマで、彼が生徒役、僕が校長先生で初めて共演しました。その後、映画『ピカンチ』では親子役もやっています。どう考えても、松本さんが僕の子どもとしては生まれてこないだろうと思うんですが(笑)。そんなふうに若手の頃から見てきた松本さんと、今回はまた時代劇、大河ドラマという新しい場所で共演できることがうれしいですね」

 哲夫は23歳にして家康のブレーンに抜擢される儒学者・林羅山役。大河初出演となり「『山河燃ゆ』(84年)の時から大河ドラマを見ているので、松本幸四郎さんになった気分でした」と歓喜した。

 徳川新時代を支えるイカサマ師・本多正信(松山ケンイチ)の息子・本多正純役を演じるのは井上祐貴。大河初出演となり「父・正信を反面教師とし、常に冷静でまず考えてから行動に移すような、まさに“頭脳明晰な若きエリート”という印象です。とはいっても、やはり本多正信の息子。父のようには決してならないと思いながらも、ふとした瞬間に親子を感じられるような何かがあったらいいなと思っています。松山さん演じる正信のお芝居をいま一度見て、自分なりの本多正純を表現できればと思っています」と意気込んだ。

 マイコは浅井3姉妹の三女・江役。大河出演は13年ぶり2回目。昨年9月の第2子出産発表後、復帰作となる。

 「大河出演は13年ぶり、お芝居自体も久しぶりなので、私自身としてはそうそうたる出演者の皆さまの中に飛び込むのは震える思いですが、江の揺るぎなくどっしり構えた姿に力を借りて、夫・秀忠公(森崎ウィン)を支える思慮深い江を演じられればと思います」

 玉山は茶々・豊臣秀頼(作間龍斗)親子を最後まで支えた大野治長役。大河出演は5年ぶり4回目。

 「茶々を最後まで支えた豊臣の忠義者!ただただ武骨で、ひたすらに芯の強いところをしっかりと演じられたらと思います」

 新キャストの熱演に期待が高まる。

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