藤島ジュリー景子氏 代表取締役として残留は「未来永劫とはまったく考えておりません」減給も「検討」

[ 2023年9月7日 17:16 ]

<ジャニーズ会見> 会見に臨む東山紀之新社長(左)と藤島ジュリー景子氏 (撮影・西海健太郎)
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 ジャニーズ事務所が7日、ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、都内で会見を行った。藤島ジュリー景子社長(57)が出席し、被害者への謝罪と社長退任を発表。被害者の補償、救済のため代表取締役として残留することを明らかにした。

 ジュリー氏はジャニー氏の姉でともに事務所を支えてきた藤島メリー泰子氏の娘。ジャニー喜多川前社長の性加害問題を調査していた外部専門家による「再発防止特別チーム」が先月、現社長・ジュリー氏の退任を提言し、今回の問題の背景に「同族経営の弊害」があると指摘されていた。

 ジュリー氏の出席は当日の体調などを考慮して判断されると見られたが、会見場に姿を現した。性加害問題が大々的に取り沙汰されるようになって以降、会見に出席するのは初。今年5月、被害者へ謝罪した際は動画と文書での発表だった。

 会見では「社長退任されるが役員として会社に残る。役員として給与は受け取るのか、今回の責任をとって減給なりの対処を考えているか」との質問が出された。ジュリー氏は「まず、残り続けるとは思っておりません。当面の間、残りますが、これは未来永劫というふうにはまったく考えておりません。報酬につきましては、まだ自分が退任するということ以外は、色々な事務作業が追いついておりませんので、もちろん検討していきたいと思っております」と語った。

 「被害者の救済、補償、責務を終えたと想像されるラインは持っているか」という質問には「みなさんの補償、金銭的なことだけでなく心のケアを含めて、ご納得いただける方が多くいらして、みなさんもこれである程度大丈夫というふうに思っていただける時が私の引き際だと思っております。自分で判断することではないのかなと思います。迅速に対応したいとは心から思っております」と話した。

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