ryuchellさん誹謗中傷に著名人批判「なんでラベル分けしたがるの?」「ネットに書くな」「地獄」

[ 2023年7月14日 04:05 ]

タレントのryuchellさん
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 生前、ryuchellさんが受けていたSNSでの誹謗(ひぼう)中傷に対して、多くの著名人が批判の声を上げる事態となっている。

 元タレントの木下優樹菜さん(35)は「誹謗中傷くらいまくった私は本当に気持ちがわかりすぎる」「すごいんだから。地獄」などとつづった。一方で、自身が芸能活動を引退するきっかけになったのが一般人へのネットでの攻撃だったため、今回の書き込みがさらなる批判も呼んでいる。

 歌手の浜崎あゆみ(44)は、ryuchellさんの名は挙げていないが、SNSで「みんな同じただの人間じゃん なんでそんなにラベル分けしたがるの?もうさ、ほんっとにやめようよ」とオリジナリティーあふれる表現で呼び掛けた。ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(50)はYouTubeチャンネルで発言。「(誹謗中傷を)周りの友達とかに愚痴のように言ってもいいよ。だけど、ネットに書くな」とし「俺の悪口も書くな。本当は。全然傷ついてないかというと、まあまあ傷つくよ」と明かした。コメンテーターの玉川徹氏(59)は、テレビ朝日の番組で「いつまで社会は匿名の名のもとに追い込むということを続けるんだろう」と疑問を呈した。

 一方、今回の原因を誹謗中傷と決めつけることに疑問を呈する声も。歌手の大黒摩季(53)はSNSで「~だと思う ~気がする ~かもしれないってことが違いない、になって、まるで事実みたいになっちゃう」「そういうことを書かずに、静かに受け止めませんか?」と書き込み自体に警鐘を鳴らした。


 ≪沖縄県知事悼む「共感するところがたくさんあった」≫ 沖縄県の玉城デニー知事は13日の定例会見でryuchellさんの死を悼んだ。会見の冒頭「突然の訃報に接し、まず、心からお悔やみ申し上げたいと思います」と切り出し「対談などを通じて何度もお会いする機会があり、沖縄やご家族への深い愛情やご自身の生き方について、私の人生とも重ねて共感するところがたくさんありました」と故人をしのんだ。

 SNS上で故人への誹謗中傷があったことについて触れ、「現代社会ではSNSの環境の中で辛辣(しんらつ)な表現が横行することがあります。しかし、それが誰かの生き方を左右したり、自死を招くようなことがあっては絶対にならない」と訴えた。


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