海外メディアも坂本氏の死去を大きく報道　BBCは「電子音楽の巨匠」と紹介

71歳で死去した坂本龍一氏（AP）
Photo By ＡＰ

　坂本龍一氏死去の一報には、多くの海外メディアも即座に反応。AP通信は「世界的に有名な（WORLD　RENOWNED）」という形容詞を使って、同氏の音楽活動や闘病生活などの詳細を紹介しながら3月28日に71歳で他界したことを伝えた。

　英BBCは「電子音楽のマエストロ（巨匠）が死去」というヘッドラインを掲げ、ニューヨーク・タイムズや（電子版）は緊急電扱いで報道。ワシントン・ポスト紙は「彼の生み出したテクノポップが任天堂のゲーム音楽にも影響を与えた」と紹介している。

　このほかガーディアン紙やロイター通信といった英国の各メディアもいっせいに報道。米ローリング・ストーン誌は「日本の電子音楽のパイオニアとなったイエロー・マジック・オーケストラ（YMO）のキーボード奏者であり、オスカー受賞の映画音楽の作曲者」と紹介したあとに「80年代にヒップホップ系のミュージシャンにも大きな影響を与えた」という見解を示し、ビルボードも公式サイトでその訃報を大きく報じていた。