広瀬陽子氏 プーチン大統領の甲状腺の病気の可能性に「研究仲間が“どうやらがんらしい”と言っていた」

[ 2022年4月3日 15:36 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治を研究し、政府の国家安全保障局顧問(2018~20年)などを歴任した慶大総合政策学部教授の広瀬陽子氏が3日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。ロシアのプーチン大統領の健康問題に言及した。

 番組では、ロシアの独立系メディア「プロエクト」が、プーチン氏が甲状腺に何らかの病気を抱えているという可能性を指摘したとし、2016~20年の4年間で、がんを含む甲状腺の専門医が59回、甲状腺がんの専門医が35回、プーチン氏の別荘を訪れたことなどを報じた。

 広瀬氏は、この報道の信ぴょう性について「プロエクトというのは相当、芯の通ったメディアですので、かなり信ぴょう性はあるのではないかと思います」と指摘。そのうえで「このプーチンの病状については、私も直接いろいろ聞いたことがあり、がんについては2017年から18年にかけてフィンランドで研究を行っていたんですが、その際に研究仲間が“どうやらがんらしい”と言っていた」と明かし、さらに「パーキンソン病についても、最近ひどくなっているということが言われていまして、特に今年に入って、ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談の際には、いすをぎゅっと握りしめているんです。握りしめてないと手がプルプル動いてしまう症状が出ているというような話も聞いております」とした。そして、病状の悪化がウクライナへの侵攻の決断に至った可能性について「可能性は高いような気がします。つまり自分の今後の人生がもう長くないと。そうであれば、思い残すことなくやっていきたい。さらにもっと言えば、自分が死んでしまうのであれば、周りを巻き込んでも怖くないという気持ちがあった可能性は捨てきれないと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年4月3日のニュース