井岡一翔 10カ月ぶり王座返り咲きへ! 日本人男子初5階級制覇にも意欲「視野に入れたい」
WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者フェルナンド・マルティネス《12回戦》同級6位・井岡一翔 ( 2025年5月11日 大田区総合体育館 )

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WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチの調印式が9日、都内で行われ、前WBA世界同級王者で挑戦者の井岡一翔と王者フェルナンド・マルティネスが出席した。井岡はを果たせば次戦以降にバンタム級に挑戦し、世界5階級制覇を視野に入れていることを明かした。因縁の王者への雪辱を果たし、日本男子初の偉業達成を狙う。
約10カ月ぶりの再戦を目前に控えた井岡は終始、リラックスしていた。昨年7月の王座統一戦で判定負けしたマルティネスと約10カ月ぶりに対面。当初予定していた昨年大みそかは王者がインフルエンザに感染して中止となったが、ようやく対戦が実現。「今回は無事に調印を終えられてうれしく思っている。久しぶりに対面して元気そうでよかった」と相手を気遣うほどの余裕も漂わせた。
ベルトを取り返した後には日本人王者が4団体を占めるバンタム級へ挑戦する野望も口にした。「まずは11日の試合に勝つことが全て。今はそれしか考えていない」と気を引き締めた上で「勝利して、そういったことも視野に入れていきたい」と日本人男子初の世界5階級制覇について前向きな姿勢を示した。叔父の弘樹氏が達成できなかった3階級制覇を成し遂げても、まだ道半ば。「今となっては自分でも考えていた以上のことができている。何かメッセージとして伝えていきたい」と歴史に名を刻む覚悟だ。
一方でマルティネス戦の前評判は不利と見られている。英大手ブックメーカー・ウィリアムヒルのオッズは、9日時点でマルティネス勝利1・30倍に対し、井岡の勝利3・50倍がつけられた。それでも「予想は自分の中では全く気にしていない。今回勝利してそれを覆したい気持ち」と4階級制覇王者としての貫禄を漂わせる。
勝てば長谷川穂積の35歳9カ月を上回り、日本人男子最年長記録となる36歳1カ月での王座返り咲き。5階級制覇の偉業を成し遂げるためにも、ここでボクシング人生の最終章を終わらせるつもりはない。
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