坪井　デビュー2戦目でタイトル戦 「やることやれば問題ない」

ポーズを決める坪井智也（撮影・会津　智海）
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　WBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦が6月8日、有明コロシアムで行われる。アマチュアで日本初の世界選手権制覇を果たした坪井智也（29＝帝拳）がプロデビューからわずか2戦目でタイトルに挑む。デビュー2戦でのアジアタイトル獲得となれば日本ボクシング史上最速記録。対戦相手バン・タオ・トラン（32＝ベトナム）はWBO12位の世界ランカーで18勝（10KO）1敗だ。

　会見した坪井は「大きな会場で地域タイトルに挑戦できてうれしい。前回はしっかり倒して勝てたので、今回は長いラウンドやったことないので長いラウンドを試しながらやっていきたい」と余裕の表情。勝てばその先は世界タイトル戦も視野に入る。「やることをやれば問題ない。（本田）会長が組んでくれる試合をクリアして世界挑戦があるなら頑張りたい。とりあえず2戦を頑張りたい」と冷静。対戦相手のトランには「打ち合う好戦的な選手。自分も打ち合うこともできるのでもらわないようにしっかり距離感だったり考えて試合をしたい」と分析する。

　「ボクシングが楽しい」と坪井。史上最速のタイトル獲得の次の世界へ夢は広がり一方だ。