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【ONE】武尊VSロッタン 両者が計量&ハイドレーション一発パス!武尊は安どの言葉「あ~よかった」

[ 2025年3月22日 10:26 ]

公開練習でロッタン戦に向けて仕上がった体を披露した武尊(撮影・酒井卓也)
Photo By スポニチ

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)が23日に開催する「ONE172」(さいたまスーパーアリーナ)の前日公開計量が、22日に行われた。メインイベントで対戦するK-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者・武尊(team VASILEUS)と元ONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)の両者がハイドレーションテストそして計量をクリアした。

 午前10時から行われた計量とハイドレーションテスト。最初に登場したのは武尊だった。ハイドレーションテストをクリアすると、134.75ポンド(61.12キロ)で計量を一発でパスしてガッツポーズを見せた。そして「あ~よかった」と安どの言葉も。その後ロッタンも、ハイドレーションテストをクリアして計量すると60.89キロで無事に一発でクリア。計量が終わるとこの日一番の大歓声が上がった。

 23年4月にONEと複数試合契約した武尊。ONEと契約した理由は同じファイトスタイルであるロッタンと対戦するためだった。ONEデビュー戦となった24年1月28日のONE日本大会で一度はロッタンとの対戦が決定していたが、ロッタンのケガにより対戦が消滅。代役のONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレックに挑戦したが、死闘の末に敗れた。試合後には引退示唆もあったが、再起を決意。同年9月の復帰戦では、逆転KO勝利で白星を飾った。そして待ち望んだロッタンとの対戦が再び決定した。

 「やっとロッタンと戦えるのは、凄くうれしいし、いろんなことがあって試合が流れたりしたんですけど、こうやって試合が決まるということは引き寄せ合う運命だった。メインにふさわしいような最高の殴り合いの試合をロッタン選手とやりたいと思っている。格闘技の歴史の中で一番の戦いができる」と感慨深さを口にしていた。

 そしてこの試合が格闘家としての集大成になると明言。「この試合は本当自分のために思いっきり戦いたい。勝ち負けはもちろんそうですけど、自分が格闘家として満足できるような本当の壊し合いができるのがロッタン選手。だから試合関係なく、ただロッタン選手と殴り合いがしたい。そこに持って行けるような自分の展開にしたい」と格闘家人生を満足させると語っていた。

 そして今大会には日本の吉成名高や海人らトップ選手も出場して、まさに日本のオールスターメンバーで世界最強選手たちと対戦。その中で武尊が日本の大将としてメインを務める。「このメンバーで戦えるのもうれしい。日本対世界の大会で日本人の強さを世界に見せつけられれば、また格闘技の中心が日本に戻ってくるんじゃないかなと思う。そういう意味でも凄い大事な大会になるし、世界に日本の強さを見せつける大会にしようと思ってる」と意気込んだ。

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