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2度の世界挑戦経験ある加納陸が引退 4月20日に引退式 丸元会長「よく頑張った」

[ 2025年3月7日 21:43 ]

大成ジムの加納陸(左)と丸元大成会長

 プロボクシングの大成ジムは7日、ライトフライ級とフライ級でWBOアジアパシフィック(AP)王座を獲得し、2度の世界挑戦経験を持つ加納陸(27)が現役引退すると発表した。4月20日にエディオンアリーナ大阪で実施する興行で引退式を行う。

 加納は16歳だった2013年にフィリピンでプロデビュー。16年5月に東洋太平ミニマム級暫定王座を獲得し、同年8月に世界初挑戦した。WBO世界ミニマム級王座決定戦で高山勝成に6回負傷判定で敗れた。その後は体格の成長に伴い、ライトフライ級、フライ級へ活躍の場を移した。それぞれの階級でWBOAP王座を獲得し、昨年7月に2度目の世界挑戦へ、こぎ着けた。WBO世界フライ級王座決定戦でアンソニー・オラスクアガ(米国)に3回KO負け。これが最後の試合となった。

 丸元大成会長は「飛び抜けて、すぐれたものがあった選手ではなかったけれど、努力型でコツコツと積み上げていった。ミニマム、ライトフライ、フライと在籍した各階級で世界ランクを1位まで上げて、よく頑張った。お疲れさまでしたと言いたい」と話した。

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