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元東洋王者の勅使河原弘晶氏「井上尚弥スランプに…」モンスターから受けた深刻なダメージ

[ 2025年2月10日 18:06 ]

勅使河原弘晶

 プロボクシング元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の勅使河原弘晶氏(34)が10日までに自身のYouTubeチャンネル「テッシーの人生いつでも挑戦」を更新。現役時代に“モンスター”とのスパーリングで味わった深刻なダメージについて振り返った。

 2019年2月に東洋王座の初防衛戦で同級7位の挑戦者・入口裕貴(エスペランサ)を8回TKOで下した。ただ、この試合の1カ月前に当時WBA世界バンタム級王者だった25歳の井上とスパーリングに臨み、散々にやられたという。

 「いつも大橋ジムへ(出稽古する際は)車で行くんですけど。交通事故に遭ったんじゃないかというぐらい(ムチ打ちのような症状で)首が痛くて。試合よりダメージがありますね。(スパーが)終わってから1週間、練習を休みました。痛すぎて。ここから何か、ずっとスランプになっちゃって。DNAに恐怖心を植え付けられたぐらいの感じ。“井上尚弥スランプ”になりました」

 ゲスト出演した元日本スーパーバンタム級王者の古橋岳也氏は「本来は試合に勝つために(練習として)スパーリングをやるのに、スパーリングが目的になってしまっている場合がある」と明確な意図もなく、安易に強い相手にぶつけてしまうことに疑問を呈した。これに勅使河原氏も同調し「スパーでケガしたり、壊れてしまったら試合ができなくなります。僕も、かなりボクシングが崩れました」と振り返った。

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