【浜田剛史の目】打ち終わりを狙われた重岡優大 空回りした“重量級”の大振りパンチ
プロボクシングWBC世界ミニマム級タイトルマッチ ●王者・重岡優大 判定 挑戦者メルビン・ジェルサエム〇 ( 2024年3月31日 名古屋国際会議場 )

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重岡銀次朗―アンパロ戦は両者の力の差が出た。1回は互いに探り合って、これから両者の攻防が始まるというところで、銀次朗の左のボディーアッパーがアンパロの右脇腹のレバー(肝臓)に入った。サウスポー特有のいい角度の一発だった。
アンパロは急に試合が決まって、準備不足だったと思う。体重を落とすのも大変だったかもしれない。ただ世界戦でたった1発で倒れるようでは、お客さんも納得しない。立ち上がる努力も見えなかった。反省が必要だ。
優大は相手に読まれて打ち終わりを合わされた。以前から気になっていたが、振りが大きい。重量級のようなスタイルで、パンチをためて打つ。相手が真正面から打ち合ってくれればいいが、ジェルサエムのように小刻みに動いてくると、空回りする。ボディーを効かせる場面もあったが、手数が出ずにクリンチなどでごまかされてしまった。動きを入れる軽量級のボクシングを取り入れる必要もあるだろう。(帝拳ジム代表、元WBC世界スーパーライト級王者)
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