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元アマ3冠・木村蓮太朗 “新スタイル”で再起2連勝 「来年は日本タイトルを」

[ 2023年11月7日 22:12 ]

フェニックスバトル106&ふじの国プロフェッショナルボクシング4 スーパーフェザー級8回戦 ( 2023年11月7日    東京・後楽園ホール )

判定勝ちした木村
Photo By スポニチ

 元アマチュア3冠で日本フェザー級6位の木村蓮太朗(26=駿河男児)がジェイソン・ブエナオブラ(29=フィリピン)に判定勝ちし再起2連勝を飾った。

 初のフィリピン人選手との対決。序盤から強烈な左右のボディーを打ち込み、中間距離で圧倒。想定を上回る相手のディフェンス力に手を焼きながら、ジャッジ2人がフルマーク判定の完勝。「前回よりはよかったが、まだまだ。もう少し2、3発目を打つ意識でいかないと」と反省した。

 強打を武器にプロデビューから3戦連続でKO勝ちしてきたが、昨年2月に8回判定負けした前田稔輝(27=グリーンツダ)戦で2回に左手首を骨折するなどプロ初黒星。約1年3カ月ぶりの再起戦となった今年5月の干場悟(蟹江)戦でも左拳を骨折し手術を受けた。

 左拳負傷の影響で直近2戦は判定決着。以降は左拳に負担をかけないスタイルを取り入れた。「腕を折りたたむ意識で、ガードを固めながらジャブで突いて中間距離で戦うイメージ」と遠い距離からの左を武器にしていたこれまでから一変したスタイルを披露。「今は“世界”と言える立場にないが、一つきっかけをつかめれば成長速度はまだあると思っている。そこをつかんで来年は日本タイトルに挑戦したい」と再起2連勝で復活に向けた一歩を踏み出した。

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2023年11月7日のニュース