井上尚弥の後輩“人命救助ボクサー”山崎裕生　12日のプロ2戦目へ「全力を出すだけ」

スーパーバンタム級6回戦 （ 2023年9月11日    後楽園ホール ）

前日計量をパスした山崎
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　プロ2戦目に臨む山崎裕生（22＝大橋）が11日、都内で行われたスーパーバンタム級6回戦の前日計量を55・3キロでパスした。「いい感じに仕上がったんで、後は全力を出すだけです」と気合十分に話した。

　強豪・興国高校出身で、進学先の東洋大では主将も務めるなどアマチュア戦績は40勝9敗。その山崎は先月上旬、ロードワーク中に横浜駅付近で足をケガして動けなくなっている老人を自宅まで背負い人命救助。一躍“時の人”となった。同17日には同ジムの大橋秀行会長の元にお礼の手紙が届き「びっくりしました。こんなに（話題が）大きくなると思っていなかったので」と照れ笑いを浮かべる。

　6月のデビュー戦で1回TKO勝ち。2戦目は必然的に注目を浴びることになりそうだ。前回の試合前からジムの先輩でWBC＆WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥（30）とスパーリングで手合わせする。技術的なアドバイスを受けたといい「いいところを少しでも盗もうと必死にくらついてる。（12日の試合に）それは絶対に生きると思います」と鮮烈なデビュー戦に続く快勝劇を約束した。