ボクシング保田克也　12日WBOAP初防衛戦へ「今回はクールに。完璧なKOで勝つ」

WBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチ12回戦 （ 2023年9月12日    後楽園ホール ）

前日計量をパスした保田（左）ジュン・ミンホ
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　「フェニックスバトル103」メインのWBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチの前日計量が11日、都内で行われ、同級王者の保田克也（30＝大橋）は61・1キロ、挑戦者の同級3位ジュン・ミンホ（30＝韓国）は60・9キロでパスした。初防衛戦に臨む保田は「特に意識はしていない。今までどおりやるだけ」と平常心を強調した。

　6月に行われた同級王座決定戦でアピチェット・ペッチマネー（タイ）に3―0の判定勝ちで自身初のタイトルを獲得した。それでも試合内容には納得しておらず「前回は泥仕合になってしまったので今回はクールに。完璧なKOで勝ちたいですね」と笑顔を見せた。

　5月から鈴木康弘トレーナーとコンビを組み、精神面での成長を強調する。「練習中、悪いところはしっかり指摘してくれるし、良いところはほめる。自信を持てるようになった。前回の試合から、さらにレベルアップした姿を見せれるんじゃないかなと思ってます」とうなずいた。

　挑戦者のミンホは4月に韓国で行われたライト級8回戦で、保田の中大で2学年後輩・三代大訓（横浜光）を負傷判定で下した難敵。保田は「頭に気をつけたい」と警戒しながら「（三代が）負けた相手と、という気持ちで戦いたい」と“雪辱”を誓った。