佐々木尽　WBOAP2度目防衛成功　地元・八王子で11回TKO勝利も「俺はこんな実力じゃない」

強打を浴びせる佐々木
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　プロボクシングWBOアジア・パシフィック・ウエルター級タイトルマッチ12回戦が8日、エスフォルタアリーナ八王子で行われ、WBOアジア・パシフィック同級王者の佐々木尽（21＝八王子中屋）が挑戦者の星大翔（25＝角海老宝石）に11回TKOで勝利。2度目の防衛に成功した。これで4戦連続KO勝利となりKO率は83・3％としたが「俺はこんな実力じゃない。もっと練習します」と複雑な表情を浮かべた。

　3年連続3度目となる地元・八王子での興行。昨年の地元での一戦はダウンを奪われるなど、6回ドロー判定に終わり「（地元での試合は）あまりいいイメージがない」と話していた中で、WBOアジア・パシフィック同級6位、日本同級7位の星のあごを左右のアッパーで何度もはね上げたが、試合後は反省の弁が口をついた。

　先月には映像配信メディア「Lemino」がコンテンツ配信するボクシングブランド「Lemino　BOXING」とサポート選手契約を締結。同サポートを受け、5月からは約2週間の米国で合宿を行った。世界2階級制覇のエリスランディ・ララ（40＝米国）らとスパーリングを行い、ディフェンス強化に取り組んできた成果を発揮した。

　目標の日本人初のウエルター級世界王者へ「待ってろ世界！」と叫んでリングを後にした。