日本ミニマム級王者　高田勇仁が初防衛成功　ダウン奪われるも「勝ったので許してください」

防衛に成功した高田
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　日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦が8日、エスフォルタアリーナ八王子で行われ、日本同級王者・高田勇仁（25＝ライオンズ）が同級1位・仲島辰郎（平仲BS）に3―0判定勝利し初防衛に成功。16年の4回戦で3回TKO負けした相手に雪辱を果たし「打ち合いでは負けないと思った。ダウンを取られたけど、勝ったので許してください」と喜んだ。

　4月の王座決定戦で新王者となった高田は、19年11月から21年11月までは6戦4敗2分けと、勝てない時期が続いた。「どんなに食べても体が大きくならなかった」と線も細く戦術にも影響した。それでも地道なフィジカルトレーニングを重ね下半身を強化し、押し負けない体を手に入れた。先月上旬には約一週間フィリピンでのスパーリング合宿を行い、世界ランカー相手にも前に出続けるスタイルに手応えを口にし、この試合でも序盤からプレッシャーをかけ続け、終始主導権を握った。

　「ボクシングやっている以上、世界に行きたい」と次戦で目標である世界挑戦を見据えた。