×

尚弥、対フルトンの突破口見えた イベントで長谷川穂積氏と“3階級制覇対決”も

[ 2023年2月24日 21:40 ]

<WOWOWエキサイトマッチファン感謝祭>長谷川穂積氏とマスボクシングをする井上尚弥(左)撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が24日、東京・後楽園ホールで行われた「WOWOWエキサイトマッチ ファン感謝祭2023」にゲスト出演した。

 井上は5月にWBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)への挑戦が内定しており、近日中に正式発表予定。この日は「背もリーチもスタイルも(フルトンに)似ている」という10戦全勝のフェザー級のホープ、ジャフェスリー・ラミド(23=米国)と3日連続のスパーリングを終えてから会場入りし、「3月からはメキシコ人選手が(スパーリングパートナーとして)来るが、ここまで似ている選手はなかなかいないと思う。感覚的に、こういう感じの突破口がいいのかなと考えながらやることができた。3日間で、自分の中で自信というか感覚は高まったのかなと思う」と収穫を強調した。フルトンの試合映像は3、4試合分見ていると明かし、「技術も高いし、リーチが凄く長くて、自分のボクシングができ上がっている。ボクシングが確立されている選手とは、自分がどう組み立てていくか次第と思う」と分析した上で、ディフェンスに優れるフルトンに「今はどうやって当てていこうかと考えている。感覚をつかんだ?何となくですけどね」と話した。

 イベントの最後には同じくゲスト出演した元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(42)と1分間のマスボクシングを披露。3階級制覇王者同士の豪華な対決で会場を沸かせ、「最高に楽しかった。1分が長かったというか。今であの動きですから、長谷川さんが現役だったらゾッとします」と笑顔を見せた。「こういうイベントがあったらまたやりたい。ファンも楽しめるだろうし、近い階級の先輩とこういうイベントで交流できるというのは普段はないから、凄くいいなと。今日は凄くいい日になった」と満足そうだった。

 イベントのもようは3月6日午後9時からWOWOWオンデマンドで配信予定。 

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月24日のニュース