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前田日明氏が明かした格闘家人生で最も苦しかった時期「あれやるな、これやるなって話ばかりで…」

[ 2023年2月24日 15:37 ]

元格闘家で総合格闘技プロモーターの前田日明氏
Photo By スポニチ

 元格闘家で総合格闘技プロモーターの前田日明氏(64)が24日までに自身のYouTubeチャンネル「前田日明チャンネル」を更新。20年に及ぶ格闘家生活で、最も苦しんだ時期を打ち明けた。

 「師匠」の藤原喜明(73)をゲストに招いた対談3回目。話題は、2人が所属した第1次UWF(1984年3月から85年9月)の頃に移った。当時の看板カードは、スーパータイガー(初代タイガーマスク、佐山聡氏)と藤原の対戦で、前田氏は一歩引いた状態で戦っていた。「前田さんはスランプというか、苦しんでいるように見えました。振り返ってみていかがですか」とインタビューから聞かれた前田氏は、意外な答えを口にした。

 「オレが本当にスランプだとか、何だとか思ったのは、(新日本時代に)イギリスから帰ってきて、IWGPトーナメントとかIWGPタッグに出始めた、あの頃ですよね。あれやるな、これやるなって話ばかりで…」

 前田氏が初めての海外武者修行から日本に戻ったのが、まだ新日本に所属していた1983年4月。「12種類のスープレックス」を引っさげて凱旋帰国したものの、危険な技も含まれていたため、使用に制限がかかっていたと思われる。その後、前田氏は理想のプロレスを求めて、第1次UWFへ。藤原も後に合流し、プロレス界の「桃源郷」と言われるスタイルが生まれた。

 前田氏の葛藤を知る藤原は「プロレスのいいところをみんな削っていっちゃうと、だんだんつまらなくなるよね」と同情していた。

 

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2023年2月24日のニュース