渡嘉敷氏＆竹原氏＆畑山氏　尚弥4団体統一に大興奮！「普通倒せないっ」4本のベルト「かっこいいなあ」

（左から）竹原慎二氏、渡嘉敷勝男氏、畑山隆則氏
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　ボクシング元世界王者の渡嘉敷勝男氏（62）、竹原慎二氏（50）、畑山隆則氏（47）が14日、YouTubeチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則　公式チャンネル」で生配信を実施。WBAスーパー＆WBC＆IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥（29＝大橋）が、WBO同級王者ポール・バトラー（34＝英国）を11ラウンド1分9秒KOで破り、日本人初の4団体統一王者となった一戦を解説した。

　当初は早期決着を予想していた3人だが、ガードを固めるバトラーに、渡嘉敷氏は「バトラー、研究してるね。防御うまいなあ。ガードしっかり固めてるね」とし、竹原も「これだけガードされるとやりにくいね。バトラーいい選手だねえ」と長いラウンドを予想。畑山氏も「判定あるかもしんねえなあ…ガードが固いから倒せない。手出してこないから、いくら井上チャンピオンでも難しい。でも確かに井上ちゃん相手じゃみんなこうなるな」とうなった。

　終盤になってもバトラーのガードが下がらず、畑山氏は「これはこれですごい。見習ってほしいね、基本中の基本」とも指摘した。

　KOした瞬間は「うお～！すげえな！」と3人とも大興奮。渡嘉敷氏は「効いた！ダウンした！担架だ、担架！井上チャンピオンもすごいけど、バトラーも褒めないと」と言い、畑山氏も「これだけディフェンスしてる相手を倒すってすごいね。普通倒せないっすよ」と井上の圧倒的な強さに呆然とした。

　4本のベルトを掲げた井上の姿に「かっこいいなあ」と口をそろえ、渡嘉敷氏は「さすが。4団体全KOで終わったのは素晴らしいよ。いやーよく頑張った。これぞ世界戦って感じだな。統一戦なのにメッタ打ちのワンサイドって感じ。バンタムにもう相手はいなかったってことだよな」と感嘆。

　今年6月に行われた「THE　MATCH　2022」でRISEの那須川天心がK－1の武尊を下した一戦では、生配信の際に渡嘉敷氏が感動のあまり号泣。これを引き合いに畑山氏が「トカさん泣かないんですか？武尊－天心戦泣いてたくせに～」とイジると、渡嘉敷氏は「なんで泣くのよ！これは嬉しいとこだから。ここは泣くとこじゃない！まだまだ感動はありますから、先がね」と苦笑しながらやり返した。

　竹原氏は「早いラウンドのKOも期待したけど、長いラウンド見れてうれしかった。やっぱり強かった」と総括。畑山氏も「この試合見る限り、井上君はバンタム級での仕事は終えましたよ。強すぎるもん」と絶賛。スーパーバンタム級（55・3キロ以下）転向を宣言した井上に、渡嘉敷氏は「減量がきつかったと思うよ。スーパーバンタム上がったらもっとパワー出る。楽しみ」と期待を寄せた。