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京口は雑炊→参鶏湯で統一戦へ 前日計量300グラムアンダーの拳四朗は「減量きつそう」

[ 2022年10月31日 16:58 ]

プロボクシングWBC&WBA世界ライトフライ級王座統一戦12回戦 ( 2022年11月1日    さいたまスーパーアリーナ )

<寺地・京口計量>計量パスした寺地(左)と京口(撮影・島崎忠彦)
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 10年ぶり史上2度目となる日本人世界王者同士の2団体王座統一戦の前日計量が31日、都内のホテルで行われ、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)はリミットを300グラム下回る48・6キロ、WBA同級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)は100グラムアンダーの48・8キロでパスした。計量を終えた両者は顔を突き合わせるフェースオフで19秒間にらみ合い、先に京口が視線を外した。リクエストでもう一度行ったフェースオフは約10秒間で、これも京口が先にやめた。使用グローブは寺地が黒いウイニング、京口が黒色で親指部分がオレンジの「NO BOXING NO LIFE」となった。

 計量後の京口との一問一答は以下のとおり。

 ――体調は。

 「全然いいですよ。声も出ますし。体重の管理もベストじゃないですか」

 ――注目度も高く、自然と力が入る?

 「いや、そこまでじゃないです。大丈夫です。記者さんたちとかメディアの数も多いので」

 ――ここまでの調整について、自己採点は。

 「うーん、どうっすかね。数字で言うと、あんま分かんないっすけど、自分の中ではベストで来ているのかな」

 ――気持ちの面は。

 「そうっすね。もう、やるだけなんで」

 ――フェースオフして思ったことは。

 「減量きつそうやなあって思いましたけど。体格も小さい選手じゃないので、きついんだろうなあとか思いましたけど、しっかり体重もつくってきてるんで」

 ――自身は100グラムアンダーだった。

 「着いた時におしっこしたんすよ。トイレ行きたくなって」

 ――拳四朗の体重について。

 「きついからこそ、あれじゃないですか。ちょっとでも入れると、止まらんくなるから摂食してたんじゃないですか。思ったより抜けちゃったんじゃないですか」

 ――計量を終えて控え室で何を食べた?

 「雑炊食べましたね」

 ――今夜は何食べるか決めてる?

 「参鶏湯を作ってもらってます。(深町)マネジャーに」

 ――今日も泊まってから会場に行く?

 「そうです」

 ――明日の試合の勝敗で鍵を握るのは。

 「勝敗握る点…。どうなんすかね。もう、やってきたこと信じてやるだけですし、神様は見てるんじゃないですか」

 ――お互いの表情が対照的だった。

 「プロとして体重をつくるのは大前提ですし、一つ仕事終えたなという気持ちで。食べるものだったり、水分取れるな~って感じではありましたけど」

 ――いつもの試合と明日の試合を比べて、前日の心境の違いは。

 「久しぶりの日本人選手相手ですし、対する相手もWBCのチャンピオンですし、まあ、でも、やることは変わらないですけど、対戦相手はチャンピオンですしね。全力で臨まないとなっていう」

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2022年10月31日のニュース