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WBOAP王座決定戦、リカバリー食は香川出身の木村が「うどん」 中川は「後楽園飯店のおかゆ」

[ 2022年8月29日 15:47 ]

計量をクリアした木村(右)と中川
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王座決定戦12回戦(30日、後楽園ホール)の前日計量が29日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位で前東洋太平洋同級王者の木村吉光(26=志成)、同級4位の中川兼玄(27=角海老宝石)ともにリミットの58・9キロでパスした。

 木村は5月にフランスでIBFインターナショナル同級王座に挑戦する予定で東洋太平洋王座を返上したものの、試合は中止に。代わりに組まれた今回の試合については「タイトルより勝ちにこだわりたい」と話す一方、18年に挑戦して獲れなかったタイトルでもあるWBOアジア・パシフィック王座を「回収したい」と口にした。定評あるフィジカルの強さに加えて考えながらの試合運びも身につけ、野木丈司トレーナーは「過去最高の調子」と太鼓判。香川県出身だけにリカバリー食はうどんを食べるそうで、「早く終わらせて早く帰りたい」とKO奪取をイメージした。

 対する中川も「コンディションはここ最近で一番」と自信を示した。今回から肉や魚を食べる頻度を考慮するなど食事を細かくコントロールしたという。6回戦で判定負けした17年8月以来の再戦となる木村について「体はバキバキになっている」と評しながらも、「体の大きさなら負けていないし、リーチもこっちの方が上。劣っている部分ではない」ときっぱり。「パンチが交錯する展開になる感じがする。自分が倒れることも、自分が効かせる場面もあるのでは」とスリリングな展開を予想した。リカバリー食には新型コロナウイルス感染拡大前によく食べていたという後楽園飯店のおかゆを挙げ、「久しぶりに食べられるので楽しみ」と表情を緩めた。

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2022年8月29日のニュース