×

宮尾綾香 世界再挑戦へ正月返上トレ「がむしゃらに獲りに行く」

[ 2020年1月4日 18:46 ]

松田恵里(左)とスパーリングを行う宮尾綾香
Photo By スポニチ

 元WBA女子世界アトム級暫定王者・宮尾綾香(36=ワタナベ)が4日、都内のジムで東洋太平洋女子&日本女子アトム級王者・松田恵里(25=TEAM10COUNT)と8ラウンドの新春スパーリングを行った。今月28日に東京・後楽園ホールで多田悦子(38=真正)とのWBO女子世界ミニマム級王座決定戦を控える宮尾は年末も30日まで練習を続け、新年は2日に始動。松田とのスパーも今年2回目と気合満点の調整を続けている。

 宮尾は一昨年11月にWBA暫定王座を獲得も昨年9月に正規王者との統一戦で敗れて王座から陥落。今回はアトム級(46.2キロ)から1階級上げてミニマム級(47.6キロ)で世界へ再挑戦する。

 宮尾の通常体重は約48キロでミニマム級なら、ほぼ減量なしで臨めるが、現在は敢えて50キロまで増量。直前で減量し、計量後のリカバリーで再び増量する異例の調整を計画している。宮尾は「なるべく試合当日の(多田との)体重差を少なくしたいので」と理由を説明した。

 多田はWBA、IBF、WBOの3団体で世界王者になった実力派サウスポー。身長も宮尾より8センチ高いため、まずは体格負けしないことが重要になる。この日の松田とのスパーでもアグレッシブな姿勢を見せ続けた宮尾。悲願の王座返り咲きへ「(判定)2―1でも何でも勝てればいい。がむしゃらに獲りに行きます」と意気込んだ。

続きを表示

2020年1月4日のニュース