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クリンチやめて!大毅がクリーンファイト主張

[ 2010年2月7日 06:00 ]

計量に臨む亀田大毅(右)は報道陣に鍛え上げた肉体を披露する(左は亀田興毅)

 ダブル世界戦(7日、神戸ワールド記念ホール)の調印式と前日計量が6日、神戸市内のホテルで行われ、4選手とも一発でパス。WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)との再戦に臨む亀田大毅(21=亀田)は、昨年10月の初戦で苦しめられた王者のクリンチ(組み付いて攻撃を逃れる防御法)に注文を付けた。

 調印式で「私の技術を見てほしい」と思わせぶりに話した王者に、大毅は「技術?何、言ってるのかな」とかみついた。「クリンチはやめてくれよ。タイでやってくれ」とけん制し「怖さは全くない。間違いなくオレが勝てる」と強気に言い切った。初対決では後半にスタミナ切れを起こしてクリンチを多用した王者をふりほどけず、逃げ切られて判定負けした。この日のルールミーティングでは亀田ジムの五十嵐会長が、悪質な場合は減点を取るよう審判団に確認する場面もあった。

 日本ボクシングコミッションの安河内事務局長は「クリンチの時間が長いとホールディング(抱きつくこと)で反則になるが、クリンチは技術」との見解。「レフェリーがしっかり判断するでしょう」と説明した。内藤大助(宮田)戦で反則騒動を起こした大毅陣営による“クリーンファイト”の主張が認められるかは、勝負の行方を左右しそうだ。

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2010年2月7日のニュース