中畑清氏　下半身の柔軟性光る西川と好球必打の上田　ロッテのドラ1コンビは客呼べる打力の持ち主

練習試合   ロッテ10－3DeNA （ 2025年2月20日    宜野湾 ）

＜D・ロ＞初回、3ランを放った上田（左端）を出迎える西川（同2人目）ら
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　【CHECK!中畑清】いいねえ、ロッテのドラ1コンビ。まずは3番のルーキー西川から。初回1死一塁、初球の落ちる球を空振りした後の2球目。外角低めのスライダーを二枚腰でつかまえて中堅左へ運んだ。泳がされそうになりながら振りがシャープで打球は弱くない。2回には外の真っすぐを中前適時打。下半身の柔軟性とテクニックを兼ね備えている。貴重な右打者の即戦力だ。

　5番の左打者、2年目の上田は初回、カウント2―1から5球連続ファウル。変化球を内外、高低に散らされながら粘り、根負けした大貫からど真ん中のスライダーを引き出し、右翼席へ叩き込んだ。先制3ランだ。2回には真っすぐを叩いて右前適時打。きちっと仕留めるのが心強い。

　2人を3、5番に入れた吉井監督。十分な手応えを感じたんじゃないかな。開幕オーダーでも彼らの名前を見たいね。ロッテは佐々木朗希が去っても、今年はバッターでお客さんが呼べる。そう確信したよ。（スポニチ本紙評論家）