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角川歴彦被告「記憶がない」 東京五輪・パラリンピック汚職事件 被告人質問

[ 2025年5月28日 04:44 ]

 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事側への贈賄罪に問われた出版大手KADOKAWAの前会長角川歴彦被告(81)の被告人質問が27日、東京地裁であった。

 検察側から、スポンサー選定で有利な取り計らいを受けることを目的に、元理事が参加する会合に出席したのではないかと再三問われたが「記憶がない」「覚えていない」と繰り返した。

 コンサルタント料名目で元理事側に賄賂を提供することについて、被告が会議で承認したことを認める取り調べの録音・録画が残っているとの指摘には「どんな会議か記憶がない。そういう話をしたのなら間違っている」と反論した。

 起訴状によると、元専務ら2人と共謀しスポンサー選定などに関して有利な取り計らいを受けられるよう元理事の高橋治之被告(81)に依頼(請託)。謝礼として2019年9月~21年1月、計約6900万円を高橋被告側に提供したとされる。

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