【武雄競輪 G3大楠賞争奪戦】山田庸平 パーフェクトで地元記念初制覇 兄・英明と兄弟V

[ 2025年4月13日 18:13 ]

完全Vを果たし、胴上げされる山田庸平
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 武雄競輪の開設75周年記念「大楠賞争奪戦(G3)」は13日、12Rで決勝戦が行われ、山田庸平(37=佐賀・94期)が嘉永泰斗マークから番手捲りで地元記念初制覇を完全Vで飾った。また欠場した18年4月の68周年覇者である兄・英明に続く兄弟Vも達成となった。2着に山田久徳、3着は杉森輝大。

 ホームバンクの大声援を力に変えた。山田庸が完全Vで地元記念初制覇。「あんまり優勝することは意識せず、地元だし楽しんで走りました」と無欲の快走で偉業を成し遂げた。

 太田海也―山田久の前受けで九州勢が続き、関東勢が後方に構える展開。打鐘で嘉永がカマして主導権を握ると山田庸はぴったり追走し、太田の捲りに合わせてバックで番手捲り。巻き返そうとした太田と最終直線で接触したが、先頭を譲らずゴールを駆け抜け「泰斗(嘉永)が叩いて踏んでくれたおかげ。応援も力になりました。地元記念で完全Vできるなんて思っていなかったので、最高の結果です」と後輩、武雄の熱いファンに感謝した。

 前回の伊東G2ウィナーズカップ(3月20~23日)は準決勝敗退も、最終日にバンクレコードを更新。そして今回は完全Vと、上昇気流に乗った。

 「次のG1(日本選手権、29日~5月4日、名古屋)で結果が出たら、今年はいいところまでいけると思う。しっかり一日一日、自転車と練習に向き合っていきたい」と、さらなる高みを目指す。

 ◇山田 庸平(やまだ・ようへい)1987年(昭62)年11月8日生まれ、佐賀県武雄市出身の37歳。中学、高校時代を長崎県五島市で過ごす。佐賀支部の94期生として2008年7月11日に武雄でデビュー。通算成績1307戦349勝。G35回を含む40V。1メートル71、69キロ。血液型O。

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