【若松ボート 明日開幕 SGボートレースクラシック】菅章哉 「勝率エグい」好相性水面でチルト3サク裂

[ 2025年3月24日 04:30 ]

一撃捲り連発で魅了してほしい菅章哉

 今年のSGロードはボートレース若松から――。SG「第60回ボートレースクラシック」はあす25日、熱戦の火ぶたが落とされる。昨年のグランプリを制した毒島誠が連覇を決めるか、に注目が集まる一方で、超個性派の活躍も楽しみ。その中からチルト3でファンを熱くさせる菅章哉(36=徳島)。相性抜群の若松で“ガ~ス~砲”サク裂なるか。意気込みを聞いた。

 ――2024年を振り返って

 「23年9月、からつ周年優勝戦でフライングを切ったペナルティーで昨年はG1に出場できなくなりました(SG、G1、G2の優勝戦でフライングや選手責任の出遅れとなった場合、休み明けから12カ月間はG1、G2の選考から除外される)。でも、若松のクラシックだけに照準を合わせていたんですよ。一般戦で5回優勝することを目標にやってきました。6回目の優勝をしてからは、スタート事故をしないことだけを目標に頑張りましたよ」

 ――その結果、昨年は豊田健士郎と並ぶトップの9Vをマーク。その要因は?

 「優勝したい気持ちだけですね。でも、獲るつもりで獲るクセをつけたいと思っていました。自分は得点トップの王道で逃げるか、チルトを跳ねて捲るかの2パターンだけ。プランを立てて、逆算して準備ができたと思います」

 ――24年は若松を3節走って全て優勝した(1月8~12日の一般戦、9月2~8日の一般戦、12月3~8日のG3企業杯)。聞くまでもないが、相性はいい

 「抜群です!!チルト3度が導入されてからは24場でも断トツです。チルト3での勝率はエグいと思いますよ。昨年の初優勝、クラシックを確定づける6V、そしてダメ押しの9Vも全部が若松ですから。それに、西山貴浩さんと仲良くさせてもらっているのを知っているからか、若松のファンの方が凄く応援してくれるので、スタンドの雰囲気がいいです。頑張りたいと思いますよね」

 ――若松はペラ調整が難しく、乗りにくいという選手の声が多い。スタートも難しい水面。それでも攻略できている

 「これだけ優勝させてもらっているし、ペラは合わせられているのかな。乗りづらさに関しては、自分はどこのレース場でも、そこで勝負していない。伸びるか伸びないかだけ。スタートも自分が決めるか決めないかだけです」

 ――12月の若松戦はVで締めたが、SGを見据えて走ったのか。

 「季節や気温も変わるし、同じ形のペラでは行けないとは思っています。スタート設定はしっかり意識してやりました」

 ――いよいよ若松クラシックが開幕する。

 「これまでSGに4回出場して、1回も予選突破がないんです(22年3月16~21日の大村クラシック、オールスターは22年5月24~29日の宮島、23年5月23~28日の芦屋、そして昨年5月21~26日の多摩川)。エンジンを出せたのも1回くらい。ギリギリまで試行錯誤して、準備をしっかりしていくつもりです。1走目から仕上げたいですね」

 ――最後に意気込みを

 「とにかく優勝戦に乗りたいです。西山さんが1号艇で、僕はそれ以外の艇番でいい。簡単ではないんですが、いいエンジンを引けばチャンスはあると思っています。精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします」

 ◇菅 章哉(すが・ふみや)1988年(昭63)7月2日生まれ、徳島県出身の36歳。105期生として2009年11月11日、鳴門でデビュー。10年4月25日、尼崎で初勝利。12年4月9日、下関G3新鋭リーグで初優出初優勝。通算87優出32V。主な同期は塩田北斗、佐藤翼、磯部誠、渡辺優美。1メートル59、血液型B。

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