【気になるボートレーサー「ピットUP」】大場恒季 目指せA1ジャンプアップ

[ 2024年8月24日 04:30 ]

今期は初のA1へチャレンジしている大場恒季
Photo By スポニチ

 今、愛知支部で最も勢いがあって、それでいてイケメンで熱いレースをする男が蒲郡のフレッシュルーキー・大場恒季(24=愛知)。

 前期はF事故もあって出走回数不足でB2級に落ちたが、今期はここまで6.04(23日現在)と、A2どころか初A1級も狙える位置まで来ている。

 「師匠は大谷(直弘)さんです。ペラとか乗り方を教わるわけじゃなくて人としてどうか、っていうのをレース場では教わってます。それ以外は自由にやれって言われてるんで、ペラなんかは、いろんな地区の先輩にヒントを聞いて、自分で研究してやってます」

 その研究の成果がここに来て出てきたのが近況充実している一番の要因だ。3節前の住之江「ブルースターカップ」(7月29日~8月4日)でも的確なペラ調整で初日から気配は上位級。予選道中は3日目に不良航法を取られたが、ポイントをキッチリ上積みし減点10を跳ね返しての準優入りを決めている。

 「住之江の前の尼崎(7月5~10日の「マンスリーBOATRACE杯」)も序盤は良かったんですが、途中から調整を外してました。それを踏まえて住之江に来て、強烈に仕上がってましたね。でも準優と最終日の前半は、また調整を外してました。この辺を最後までキープしないと…」

 課題もしっかり分かっている。性格は「レースになると熱くなるタイプ」。確かに不良航法やフライングが多いが、ファン目線から見ればそれも強くなるための布石か。

 「最近はレースも落ち着いてきたなってみんなに言われるようになりました」

 最後に今後の目標は?

 「一番は記念レースを早く走りたいんで、早くA1に上がることです。それに優勝もしたいですね。少しずつ努力を積み上げていければ、おのずと結果も出てくると思います」

 ちなみに前走のとこなめ(18~21日の「誠心社杯」)では優勝戦まで進んで5コースから2着と、あと一歩のところまで来ている。この勢いをキープしていければ、目標達成も遠い話ではない。

 ◇大場 恒季(おおば・こうき)2000年(平12)6月23日生まれ、愛知県出身の24歳。愛知支部。126期生として2020年5月2日に蒲郡でデビュー。21年3月15日の平和島で初1着の水神祭を飾っている。現在、蒲郡のフレッシュルーキーとして活躍している。主な同期は浜野斗馬、大沢風葵、常住蓮。1メートル66。血液型B。

続きを表示

「2025 宝塚記念」特集記事

「函館スプリントS」特集記事

2024年8月24日のニュース