【まるがめボート SGメモリアル注目選手<2>】森高一真 ファンの声援背に「本気の勝負します」

[ 2024年8月24日 10:00 ]

4年ぶりのメモリアル参戦となる森高一真

 27日から9月1日までボートレースまるがめで開催されるSG「第70回ボートレースメモリアル」。カウントダウン企画の2回目は地元香川支部の勝負師・森高一真(46)を紹介する。

 メモリアル参戦は2020年の下関以来、4年ぶり14回目となる。

 「若い頃は選んでもらってたし、まるがめも世代交代しないといけないから久しぶりいうんは何とも思っとらん。それよりも今年はダービー(10月22~27日、戸田。14年とこなめ以来、10年ぶりに出場)を目標にやってきたんで、そっちの方が大きいわな」

 香川支部からただ1人、ダービー出場権を獲得。長期目標を達成する過程のひとつに5月の多摩川オールスター優出(3着)もあった。17年の若松メモリアル以来、6年9カ月ぶりにSGファイナルの舞台を踏み「オレもまだやれるんやな、と自信になった。その後の宮島の記念でも優勝戦に乗れたしな。オレらの世代はだいぶ弱ってきてるけど、まだ第一線で活躍できると思わせてくれた」と、モチベーションを高めるこれ以上ない後押しになった。

 引退した安岐真人さんの系譜を継ぐ勝負師のスタイルを貫く半面、最近はファンサービスにも積極的だ。家族ぐるみの付き合いである西山貴浩の影響も大きい。「オレはポンコツ(会の一員)じゃないけどな。アイツはしゃべりで自分のケツを叩いて水面でも結果を出す。凄い努力もしてるし、見習うところが多いよ」と盟友から刺激を受けたことも躍進につながっている。

 常に勝つか負けるかの真剣勝負をしていたい――。そんな硬派が一番欲しているのは水面際で舟券を握りしめるファンの叫びだ。

 「とにかく本場にたくさんのお客さんがきてもらいたいよな。ココは水面でメチャクチャ声援が聞こえるんよ。声を出してオレに気合を入れてほしい。それが一番うれしいんよ。今回は本気の勝負をしますから」。

 選手生活25年。地元での集大成の成否は、ファンの声にかかっている。

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