【10大ニュース】1位“長年の夢かなった”海外馬券発売元年

[ 2016年12月31日 05:30 ]

凱旋門賞の馬券をスマホで買うスポニチ本紙記者
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 今年もいろいろな出来事があった中央競馬。大みそかは恒例のスポニチ選定「16年10大ニュース」で一年を振り返ります。アイドル騎手の誕生に心躍らされた人も多かったでしょうが、1位は画期的なあの出来事。出費が増えたかも…。

 競馬ファンの長年の夢であり、JRAにとっても悲願だった海外馬券の発売が開始された。最初の対象レースとなった10月の凱旋門賞は、インターネット投票のみにもかかわらず、想定を大きく上回る41億円超の売り上げを記録。人気を集めた日本馬マカヒキが14着に敗れ、3連単は38万円の波乱となった。

 スプリンターズS当日の深夜発走だったが、結果的にはこの時間帯も奏功。最終レース後に“もうひと勝負”と、馬券を検討、購入したファンが多かった。続く11月のメルボルンCは平日昼間発走で約7億円、BCフィリー&メアターフは早朝発走で8億円と、発売時間帯を考えれば健闘。ただ、国内の開催と並行発売となった12月の香港国際競走は、発売4レースの合計で38億円と伸び悩んだ。JRAのレースを含め、次々と迫る発売締め切りが慌ただしかったことに加え、それまでの3戦が海外馬同士の難解決着続きで、馬券を手控えたファンもいたようだ。

 次回の発売はドバイ国際競走(3月25日、メイダン)が有力。毎年、日本馬が多数出走し、土曜深夜の発走と馬券の検討、購入には最適な時間帯となるだけに、売り上げが注目される。

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