キャシー中島 29歳の若さで亡くなった長女・七奈美さんへの思い明かす「とても気持ちが近いんです」

[ 2024年1月11日 16:55 ]

キャシー中島
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 タレントのキャシー中島(71)が11日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。2009年に肺がんで29歳の若さで亡くなった長女・勝野七奈美さんへの思いを語った。

 キャシーは1979年に勝野洋と結婚。その後、女優として活躍していた長女の七奈美さんのほか、次女で女優の勝野雅奈恵、俳優・手芸家の勝野洋輔が誕生している。

 13年連続でホノルルマラソンに参加しているキャシー。そのきっかけは七奈美さんとの別れだったといい、「15年前に長女を亡くして、そのころに自分の気持ちのバランスを取るのに、ウォーキングを一生懸命やったんです。朝起きて、夫婦でウォーキングをやって、夫婦で語り合うという時間を持って、そのウォーキングをやっている時に、ホノルルマラソンの10ウォークという10キロを歩くレースを知って、初めて参加した」。昨年も71歳で参加しており、「これは凄い楽しくて。フルマラソンは無理って方でも、10キロを歩く…時間制限ないので、これは体験してほしいなと思って、いろいろな方、誘ってます」と笑顔。「この体形で足腰は本当に元気なんです。私の夢ですね、孫3人と一緒にゴールを決めて、メダルをみんなで首にかけたいなと思っています」と語った。

 七奈美さんの誕生日は今でも必ずお祝いをしているという。「献杯して、彼女が好きだったシャンパンを用意して、冬になりますと、毎年、マフラーを編むんです。それはお墓は冷たいから。凄く寒がりだったので、娘のためにお墓に置くためのマフラーを編んで。7月7日に亡くなりましたので、7が付く日に勝野と2人でお参りをして、もう忘れないですね、これはずーっと」と話した。

 七奈美さんとの別れをきっかけにチャリティーも始めたという。「七奈美が亡くなった時に、何ができないかと思ったんです、29歳に肺がんで亡くなったんですけど、若い人ががん検診をしない、早期発見だったら助かる命がそれで助からないってことをがんセンターの方にお聞きして、七奈美チャリティーというのをやって、なるべく若い方に健診をしてもらえるような活動ができないかと思って、亡くなってから毎年、7月7日に私のパッチワークの生徒たちが協力してくれて、作ったものを販売した売り上げ、それからいろいろなチャリティーの売り上げを持っていくように致しました」とした。

 黒柳徹子から「七奈美さんに言いたいことは?」と聞かれると、「いつも話をしているんですよ。お墓に行くととっても気持ちが落ち着くし、ハワイに行くときも“さあ、七奈美、一緒に行くよ”ってお墓に話かけて、一緒に行ってる気分で。夫の勝野もそういう気持ちでいるので、とても気持ちが近いんです」とキャシー。「今、(特に)言いたいことはないんだけど、“いつも一緒にいて、いつも思っているから、だから、あなたも一緒にいてね!”っていう、そういう気持ちが大きいですね。絶対忘れることがない娘です」と天国の愛娘に思いを巡らせた。

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