男女逆転「大奥2」超人気声優が出演!高木渉&津田健次郎がキーパーソン大抜てき「時代劇に気合い」

[ 2023年10月23日 12:00 ]

“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」に出演が決まった(左上から時計周りに)高嶋政伸、木村了、中川翼、津田健次郎、高木渉、味方良介
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 今月3日に放送スタートし、早くも話題となっている“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」(火曜後10・00)「医療編」の追加キャストが23日、発表された。大河ドラマでもおなじみの俳優・高嶋政伸(56)や実力派声優・高木渉(57)や津田健次郎(52)など、話題のキャストが名を連ねた。

 放送毎にSNS上で話題を集めた“男女逆転”の「大奥」。「Season1」(全10話)は、今年3月に完結し、3月度ギャラクシー賞月間賞も受賞した。「Season2」は「医療編」「幕末編」と銘打ち、今月3日に放送スタート。初回から「#大奥リアタイ」がX(旧ツイッター)トレンド3位にランクインするなど、大きな反響を呼んでいる。

 この日、新たに「医療編」追加キャスト6人が発表された。11代将軍・家斉(中村蒼)の息子で、第12代将軍となる徳川家慶を、大河などでおなじみの高嶋政伸が演じる。高嶋は「台本を読ませて頂き、あらゆる想像を遥かに超えた、奇想天外120%のファンタジーに驚き、ストーリーの虜になりました。そしてすぐに、このストーリーの中に入ってみたくなりました。大変ハードな役でしたが、手答えを感じています。皆さま、ぜひご期待ください」と呼びかけた。

 また、福士蒼汰演じる天璋院/胤篤付きの中臈・中澤に木村了が抜てき。「常に冷静な人間で、人間味溢れる胤篤とは正反対の役所です。ですが、胤篤と共に過ごしていく中で中澤の人間味が少しずつ出てきます。個人的にとても演じ甲斐のある役で、とても楽しみながらやらせて頂きました。胤篤役の福士蒼汰とのやり取りもお楽しみ下さい」と期待。瀧山(古川雄大)の部屋子・仲野を演じる中川翼は「シーズン1を拝見していたので、今回出演する事ができて、非常に嬉しく思います。仲野には謙虚すぎるところがありますが、可愛らしい面もあり、多くの人に好かれるのだろうなと思います。そんな仲野の良さを体現できるように頑張ります」と意気込んだ。

 さらに、物語の鍵を握る勝義邦/海舟を味方良介が演じる。味方は「お話をいただいたとき、大奥という作品に自分が携わると想像もしていなかったので、大変驚きました。役所も勝海舟ということで、彼の豪快さや頭の良さのバランスをどのように表現すればよいのか台本を読みながら楽しく構築し、シーズン1から続くパワーのある作品の痺れるスパイスになれるよう、フルスロットルで挑みました。スタッフの皆さんのチームワークの良さと、華やかな演者さんたちと過ごす日々も、とても新鮮で刺激的で、どのような『大奥』が観られるのか、僕自身も楽しみにしています」と高揚した。

 さらに、老中首座・堀田正睦を、アニメ「名探偵コナン」小嶋元太、高木刑事役などで知られる実力派声優・高木渉が、堀田正睦失脚後に大老に就任する井伊直弼を、名だたるアニメでキーパーソンを演じ、“イケボ”として人気の高い声優・津田健次郎が抜てきされた。

 高木は2016年「真田丸」、21年「青天を衝け」など、これまで同局大河ドラマに出演し、存在感を発揮している。高木は「シーズン1から受け継がれている大奥の中で、鎖国から開国へと変わっていく激動の幕末期に日本の将来を考えながら老中としてどう阿部正弘を支え、そして後の首座として振る舞っていくのか。重要な役職ですが、力み過ぎずどこか人間っぽく表現できたらと思いながら演じました」と振り返り「たくさんの皆さんに観ていただけたら幸いです」と呼びかけた。

 また、今年6月にTBS系で放送されたドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」での熱演が光った津田が、井伊直弼役に抜てき。「とても嬉しく思います。シーズン1を観て、プロデューサーさんやディレクターさんが並々ならぬエネルギーでこの作品に取り組んでいる事が伝わったので、出演させて頂く事が決まった時は背筋が伸びました」と喜びを表現。「実際に現場に入った初日から時代劇、そしてこの作品特有の難しさと面白さを体感出来て、更に気合を入れ直したことを思い出します。私が出演する話数は多い訳では無いのですが、とても濃密な時間を過ごせた作品です」と撮影について語り、「さてどんなドラマが繰り広げられるか、どんな井伊直弼が立ち上がっているか、是非ご覧下さい」と期待を込めた。

 原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などで知られる漫画家・よしなが氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に04年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。ジェンダー、権力、病など現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描き、全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は家光編から幕末・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」などのヒット作を生み続ける森下佳子氏。主題歌は人気アーティストのAimerの「白色蜉蝣(しろいろかげろう)」。

 「Season2」も引き続き、脚本は森下氏が執筆。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが奇妙な病「赤面疱瘡」撲滅へ立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描く。

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