宮根誠司 日大ラグビー部の“いじめ疑惑”に「これは犯罪…スポーツ部だけがなにか治外法権のようで」

[ 2023年9月21日 17:03 ]

宮根誠司アナ
Photo By スポニチ

 フリーアナウンサーの宮根誠司(59)が21日、MCを務める日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。日大ラグビー部の制汗スプレーにライターで火を付けて近づけられるなどの“いじめ”疑惑についてコメントした。

 日大広報部広報課は20日、ラグビー部で昨年、部員1人が他の部員からガスバーナーを背後から当てられるなどのいじめを受けたとの一部報道について、「事実ではなく、実態は制汗スプレーにライターで火を付けて近づけられたもの」などと回答した。同日、スポニチの取材に応じたもので、「評議員会で林理事長から報告があった」との報道も否定し、「競技スポーツ部長から(報告が)なされた」と回答した。

 事案は22年5月に発生したものだといい、「当該行為は許されるものではなく、ラグビー部の改革が必要であると考えた」とし、今年度は新監督を迎えて活動している。事案の詳細については、「回答を差し控える」とした。日大ラグビー部を巡っては、発汗スプレーの事案のほかに、無断で、私物をインターネットで売る行為も指摘されている。

 番組では、日大側と関東ラグビー協会側で、この問題への回答の矛盾を指摘。番組によると、日大側は、競技スポーツ運営委員会でリーグ戦出場をやめるべきという意見が出たが、関東ラグビー協会と協議し、日大執行部でも議論した結果、リーグ戦に出場可能と決定したとしているが、関東ラグビー連盟側は「協議していない」としているという。

 宮根は「これはもういじめというか犯罪ですよね」と指摘。「日大、またかって皆さん思ってらっしゃると思う」と言い、「一歩間違えればやけどもします」と話した。そして、「ほとんどの部員の皆さんが一生懸命にやってらっしゃって、部自体が悪いわけではないんですが、なにか日大の一連の不祥事を見ていると、体育会系のスポーツ部だけがなにか治外法権のようで、林理事長までとてもじゃないけど上がっていかないというふうに見えませんか」と自身の受け止めを話した。

続きを表示

2023年9月21日のニュース