慶応野球部OB・井上貴博アナ 決勝の丸田先頭打者弾に持論「仙台育英バッテリーの素晴らしさもあった」

[ 2023年8月24日 18:17 ]

TBS・井上貴博アナウンサー
Photo By スポニチ

 TBS井上貴博アナウンサーが24日、メインキャスターを務める同局「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演。母校・慶応(神奈川)が仙台育英(宮城)を下し、107年ぶり2度目の優勝を飾った全国高校野球選手権大会決勝について「素晴らしい試合だった」と絶賛した。

 慶応が連覇を目指した仙台育英を下し、1916年以来107年ぶり2度目の優勝を飾った今夏の甲子園。同高野球部出身である井上アナは今大会を振り返り「学生スポーツの素晴らしさを何か感じる大会だったと思います」とコメント。決勝戦については「素晴らしい試合でした」と話した。

 その決勝で慶応の丸田湊斗外野手(3年)が初回に決勝打となる右越え先頭打者本塁打を放った場面については「丸田選手の先頭打者ホームランも素晴らしいんですけど、あそこに立ち向かっていった仙台育英バッテリーの素晴らしさもありました」とコメント。

 左打者である丸田の特徴として「繊細なバッターなんですけど、追い込まれるまでは右足を大きく上げて打つんです。でも追い込まれた後は、右足を上げずに打つんです。バッターボックスの中で打ち方を変えるんですね。これをやる選手って本当にごく稀で、足を上げることによって振動でパワーを生み出すことが出来ます。追い込まれた後は、それよりも確実性を上げたいので足を上げないんですね」と説明。

 さらに「仙台育英バッテリーも(丸田君を)研究しつくしているのでストレートではなくて変化球から入った。それで追い込んだ後の5球目にも同じ球種で(先発の)湯田君は勝負するんです。今度は丸田君が右足を上げずに打つので、それがたまたまいい形で当たってホームランになったという」と持論を展開。

 続けて「仙台育英バッテリーはこの場面で丸田君が確実性を求めてくるのでホームランはないだろうと思って投げた。ですから、お互いの読み合いという部分でも高いレベルだったなと」と身振り手振りで熱く語った。

続きを表示

この記事のフォト

2023年8月24日のニュース