大麻所持容疑で逮捕 人気ドラマー・緑川直人、ジャズバンドから脱退「自らの意志で決めました」

[ 2023年8月9日 09:43 ]

緑川直人インスタグラム(@midorin0130)から

 人気ジャズバンドSOIL&“PIMP”SESSIONS(ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ)が、9日までに公式サイトを更新。今年6月に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたドラム担当の緑川直人(45)が、グループを脱退すると発表した。

  緑川は今年6月、大麻取締法違反(所持)の疑いで千葉中央署に逮捕され、容疑を認めて「自分で使うためだった」と供述。報道を受け、所属するビクターエンタテインメントは、同バンドの映像や音源の配信を停止すると発表し「関係各位におかれましては、ご迷惑、お手数をお掛けいたしますが何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします」と謝罪していた。

 この日、「SOIL&“PIMP”SESSIONSと、みどりんは別の道を歩むことになりました」と発表。「この度の事態を受け、今後の活動について話し合いを続けてきましたが、みどりん本人から、脱退したいとの申し出がありました」と経緯を明かし、「彼はオリジナルメンバーであり、ソイルのサウンドの土台であり、顔でもあり、20年以上を共に過ごしてきた友人でもあります。みどりんがいなくなることは、バンドにとって大きなダメージで、メンバーそれぞれに様々な思いがありますが、それ以上に彼が起こしてしまったことの大きさを鑑み、申し出を受け入れることに致しました」と説明。

 今後のライブについては「サポートドラマーを迎えて、一本一本を全力で演奏させていただきます。最後に、みどりんが信頼回復に向けて自らを律し、今後新たな道を歩んでくれることをお祈りしております」と記した。

 緑川も自身のSNSを更新し「先ずはこの様な事態を招いてしまった事を、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」と謝罪。「自らの意志で脱退する事に致しました」とし、「この20数年は、自分にとって実り多い時間でありました。改めまして、皆様、本当に、本当にありがとうございました」と自筆の文書に感謝を込めた。

 SOIL&“PIMP”SESSIONSは社長、タブゾンビ、丈青、秋田ゴールドマン、みどりんによる5人組バンド。2005年には英BBC RADIO1主催の“WORLDWIDE AWARDS 2005”で「John Peel Play More Jazz Award」を受賞。2007年、イギリスで行われた世界最大級のフェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」に、日本人アーティストとしてはCORNELIUS、東京スカパラダイスオーケストラに続く3組目として初出演を果たした。これまでに31カ国で公演を行うなど、ワールドワイドに活動を続けている。2016年のリオ五輪閉会式では、演奏を担当。今年、現体制から20周年を迎えた。

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