西川のりお コンプラ重視の時代でも芸人に“危険なにおい”必要「無難じゃおもろない。ハラハラさせな」

[ 2023年3月10日 13:51 ]

西川のりお
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 漫才コンビ「西川のりお・上方よしお」の西川のりお(71)が9日深夜放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に出演。芸人の魅力について持論を展開した。

 若手芸人が普段は話す機会がない大先輩を出番の間に誘い出す企画「劇場合間メシ」で、銀シャリ・鰻和弘から指名を受けた。鰻に「悪人顔」と評され、「上岡龍太郎さんに“俺、君みたいな顔好きやねん”て言われてん。僕と島田紳助と。“危険なにおいするヤツ、好きやねん”って」と回想。鰻に「オマエは無難すぎるねんて。危険なにおいがせえへん」と返した。

 「人間って怖い物見たさってのがあるんかも分からん。鰻は失敗せんとこう、せんとこうと思ってやってへんか?絶対あかん。失敗したってええやん」と指南した。あくが強く型破りな芸風ののりおだが「俺、現にクビにならんと吉本におるやん」と、芸人を続けて来られたことを強調。「心配させるのも魅力。無難なのはおもろないって」と話した。

 「今、師匠が若手やったらアウト」とコンプライアンス重視の現状を語る鰻に、「今には今なりのやり方がある。ガードレールぎりぎり曲がらんかい!だいぶ手前でハンドル切ってるねん」と指摘。「師匠はガードレールに突っ込んでます」と言われ、「俺は突っ込む寸前にパッとかわす。だから残ってる。時代が違うってすぐ言うけど、それ言うたらそれまでや」と熱弁をふるった。

 「たけしさんも危険な空気あるやん。千原ジュニアも俺らと目つき一緒や。ちょっとヤンチャでないと」と活躍する“無難でない”芸人を挙げ、「銀シャリは無難。橋本はしゃあない。鰻がもっとハラハラさせな…」と親身に助言。鰻も深く聞き入っていた。

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2023年3月10日のニュース