牛来美佳が故郷の福島県浪江町に義援金寄付 楽曲「いつかまた浪江の空を」11日から配信開始

[ 2022年3月11日 05:30 ]

浪江町役場を訪問した牛来美佳と、義援金を受け取る吉田数博町長
Photo By 提供写真

 福島県浪江町出身で、現在は群馬県太田市で避難生活を送っているシンガー・ソングライターの牛来美佳(36)が10日に浪江町役場を訪れ、吉田数博町長に義援金を渡し、東日本大震災から11年目を迎えるふるさとにエールを送った。

 牛来は震災当時、福島第一原発所内の関連企業に勤務していた。震災後にシンガー・ソングライターに転身した経歴の持ち主で、2018年からは避難先の群馬県太田市にて復興支援チャリティーコンサート「G―namieプロジェクト」を毎年開催。浪江町役場や創成小中学校等に義援金・物資等を寄贈しており、「少しでも浪江の復興のお役に立てたらうれしいです」と話した。

 15年にYouTubeで発表した「いつかまた浪江の空を」が11日にキングレコードから配信される。最近では合唱曲や吹奏楽の演目としても取り上げられるようになり、「ももいろクローバーZ」の佐々木彩夏がプロデュースするアイドルグループ「浪江女子発組合」のファーストアルバム「花咲(はなえ)む」(2月23日発売)でもカバーされた楽曲だ。牛来は「ぜひ、合唱でも歌ってもらい、その映像などもSNS等でアップしていただいて皆さんとつながりたいです」と力強く語った。

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2022年3月11日のニュース