ウクライナ出身の政治学者 停戦協議「両側の要求かけ離れている…この時点で合意にたどり着くの不可能」

[ 2022年3月1日 14:36 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ウクライナ出身の政治学者、グレンコ・アンドリー氏が1日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile」(月~金曜後1・55)に生出演。ロシアのウクライナへの軍事侵攻に言及した。

 ウクライナに侵攻したロシア軍は27日、首都キエフ西側に部隊を集結して封鎖を維持、攻防戦が続いている。ロシア部隊は、第2の都市、東部ハリコフにも侵入。一時市街戦になったが、ウクライナ側は撃退したとしている。ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ベラルーシとの国境でロシアと停戦交渉を実施することで合意したと発表。交渉に前提条件は付けないとした。ロシア側は、交渉はベラルーシ南東部ゴメリ州で行うとしている。

 両国の停戦協議について、アンドリー氏は「両側の要求はあまりにもかけ離れているので、この時点で何らかの合意にたどり着くのは不可能ですね。妥協点と言っても双方が納得するような妥協案は現時点では不可能。これからは戦況によって状況が変わるんじゃないかなと思います、残念ながら。戦場で有利になった方が、自分の主張をし通しやすくなるという残念な状況になると思います」と述べた。

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2022年3月1日のニュース