メルセデス・ベンツ、北米CESで超パーソナライズ化された生成AI対話システムを発表！コンセプトCLAクラスを北米初公開

ドライバーのルーティンを学習する自然会話アシスタント

MBUXバーチャル・アシスタントの根底には、4つの個性的な特徴 “自然”、”予測力”、”個人化”、”共感力”があり、これらをブレンドすることで、包括的なアシスタントが生成されている。システム音声は大規模言語モデル（LLM）を活用し、問い合わせやコマンドに応答して自然な対話にも対応している。アシスタントは一般的な知識に基づいてラフな質問にも答えるほか、学習によって積極的な提案やルーティンを提供してくれる。

搭載されるシステムは、OTA（オーバー・ザ・エア）アップデートに対応している。2024年第1四半期からは、Microsoft Teamsのオンライン会議にクルマから参加することもできるようになる。これは、新型Eクラスですでに実装されているZoomやWebExと組み合わせることで、ビデオ会議のすべてのマーケットリーダーをカバーする。

ゲームエンジンUnityを使用した高度な3Dグラフィックス

高度な3Dグラフィックスには、ゲームエンジンUnityが使用され、より自然な対話に視覚的フィードバックが組み合わされている。新しいMBUXバーチャルアシスタントでは、「生きている」スターアバターがアニメーションでさまざまな気分や状態を表現する。これにより、アシスタントが話しているのか、聞いているのか、考えているのか、提案をしているのか、警告をしているのかを確認することができる。

MB.OSのドメイン統合により、車両の周囲の情報をリアルタイムでシステムにペアリングする。ドライバーは「クルマが見ているものを見る」ことができるため、状況認識が大幅に向上する。例えば、他の車、バン、トラック、あるいは自転車など、交通の種類が表示される。また、道路脇の歩行者や潜在的な危険も表示される。

MB.OS搭載のコンセプトCLAクラスがCES 2024で北米初公開

MB.OSを搭載する最初の車両は、近々発表されるMMAプラットフォームをベースとしたCLAクラスだ。CES 2024で北米初公開となるコンセプトCLAクラスは、将来の4車種をほぼ実車に近い形で表現しており、展示車両のインテリアではMB.OSシステムが印象的に視覚化されている。MBUXスーパースクリーンは先進的な3つのディスプレイを備え、顧客のデジタルライフを高度にパーソナライズ化している。