トヨタの新型ラリーカー、GRヤリスRally2がFIAからホモロゲーションを取得


TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team (TGR-WRT)は、GR Yaris Rally2が2024年1月1日から国際自動車連盟(FIA)によって正式に公認されたことを確認した。これまでに、TOYOTA GAZOO Racing (TGR)は、GR Yaris Rally1 ハイブリッドでFIA世界ラリー選手権(WRC)、GR010ハイブリッドでFIA世界耐久選手権(WEC)、DKR Hilux EVO T1UでFIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)に参加し、作業用モータースポーツ活動を行なってきた。さらに、顧客モータースポーツ活動を通じて「より良い車の製造」を推進するために、GR Supra GT4を開発した。
GR Yaris Rally2は、顧客向けラリーのために開発された。「モリゾウ」の名で知られる豊田章男会長は、これがモータースポーツ車と量産車をつなぐ初の一歩で、世界的なラリーマーケットの強化に寄与するものと期待している。

公認証明書の発行により、GR Yaris Rally2の全世界への配布が開始される。記念すべき最初のクルマは、モリゾウが率いるROOKIE Racingに届けられる予定だ。さらに、4つのチームが1月25日から28日までのラリーモンテカルロにGR Yaris Rally2で参加する予定だ。
20年間でトヨタが独自に開発した最初の4WDスポーツカーであるGRヤリスは、WRCで勝つためのTGRのミッションの一部として作られた。しかし、GR Yaris Rally2はTGRが勝つためのクルマではなく、顧客が勝つためのクルマだ。
このクルマは2022年のラリージャパンでお披露目され、モリゾウがハンドルを握ってパフォーマンスを披露した。それ以来、さまざまな路面状況や条件でRally2車をテストした多くのドライバーからフィードバックを得てきた。日本の道路でのテストを兼ねた日本ラリー選手権への参加を含め、競技キロメートルは1万5000kmを超えた。
開発プロセスは、トップのプロドライバー、若手の有望ドライバー、経験豊富な顧客ドライバーからのフィードバックを取り入れてきた。今後は、WRCなどの選手権で競争する顧客モータースポーツ選手からさらに幅広いフィードバックを得ることで、より良いクルマづくりの改善を目指す。


GR Yaris Rally2 Specifications ボディサイズ 全長×全幅:3995mm×1820mm 車重:1230kg(スペアタイヤ1本含む) サスペンション:F&Rマクファーソンストラット式 ブレーキ:グラベル:300mm/ターマック:355mm、300mm エンジン 排気量:1618.2cc ボア×ストローク:87.5mm×89.7mm エアリストリクター:32mm トランスミッション:5速シーケンシャル 駆動方式:4WD
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